MENU

ニュース

ロート製薬が書類選考を廃止し「15分対話」を一次に?

  • URLをコピーしました!

ロート製薬株式会社は、2027年4月入社の新卒採用でエントリーシートによる書類選考を廃止し、一次ステップを人事担当者との15分対話に置き換える「Entry Meet採用」を導入します。生成AIの普及で応募書類の均質化が進むなか、個の本質が見えにくくなる課題に対し、直接対話で価値観やビジョンを確かめ合うプロセスへ再設計したとしています。実施は2026年1月16日から2月8日まで、札幌、仙台、東京、名古屋、金沢、大阪、広島、福岡の8拠点で原則対面で行われ、服装は私服を推奨します。海外大学在籍など物理的に参加が難しい場合はオンラインも検討します。応募は2025年12月15日に開始し、採用マイページで必要書類を提出のうえEntry Meet枠を予約します。その後は複数回の面接とグループワークを経て内定という流れです。

導入背景には、効率化が進む一方で、企業も学生も短期に大量の選考へ臨む構造が理解不足やミスマッチを生みかねないという問題意識があります。 ロート製薬は、採用を共に働く未来を具体的に想像する機会と捉え、一方向の評価に偏らず相互理解を深めるべきだと強調します。 採用担当者は、就活が受験化し「通過しやすい型」に流れることで個性把握が難しくなる懸念を示し、限られた時間でも直接会うことを出発点にする決断の意義を語っています。 学生のウェルビーイングな働き方につながる採用体験を目指し、対話重視を明確にしました。 実務面では、学生は志望動機の定型化よりも、自身の価値観やビジョンを具体の経験で語れる準備が有効です。 企業側は、短時間対話の評価軸を事前に共有し、面談後のフィードバック設計を整えると、相互理解が定着しやすくなります。

同社は人財方針として自律と成長を重視し、マイビジョンシートや社内ダブルジョブ、社外チャレンジワーク、社内起業家支援「明日ニハ」などを展開してきました。さらにリスキリング休職制度やビヨンド勤務など新しい働き方も整備しています。採用の現場では、私服選考やオフィス面接、実践型インターンの拡充を進め、マッチング重視を徹底してきました。その結果、入社3年後の新卒定着率は2021年入社96%、2022年入社93%と高水準を維持しています。Entry Meet採用は、こうした文脈の延長にあり、学生の個性と可能性の理解を深める試みです。応募者にとっては、短い対話で自分らしさを伝えるために、価値観が形成されたエピソードと、入社後に実現したいビジョンを結び付けて話す構成が効果的です。企業のDX視点では、予約や来場導線を採用マイページで一元化し、会場運営や評価記録のデジタル化を進めることで、公平性と運用効率の両立が図れます。

今回の変更は、生成AI時代における採用の再定義とも言えます。書類やAI面接の活用を否定せず、初期接点を対話起点に切り替えることで、相互理解の密度を高める狙いが明確です。学生は、会場ごとのアクセスや時間配分を考え、複数拠点を比較しながら最適な参加計画を立てるとよいでしょう。企業は、面談データの記録と合否判断の透明性を担保し、後続選考への接続基準を可視化することで、候補者体験の質をさらに高められます。

詳しくは「ロート製薬株式会社」の公式ページまで

シェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • 週刊SUZUKI
  • 日本オムニチャネル協会
  • 公式LINEメンバー

お問い合わせ

取材のご依頼やサイトに関するお問い合わせはこちらから。

問い合わせる