NTT株式会社は、安心・安全でサステナブルな自動運転の仕組みづくりと自動運転社会の実現をめざし、NTTモビリティ株式会社を2025年12月に設立します。背景には、運転手不足の深刻化と、改正道路交通法施行により特定条件下で自動運転レベル4の公道走行が可能となった制度整備があります。政府は自動運転移動サービスを2025年度に約50か所、2027年度までに100か所以上での実現を目標に掲げ、各地で実証が進展しています。NTTグループは通信ネットワークの強みや地域とのリレーションをいかし、多数の実証に取り組んできました。新会社は分散していた知見と技術を集約し、協業を加速させる役割を担います。日本の道路環境に適応したインフラや標準化されたオペレーションの確立など、社会実装に向けた課題の解決を支えます。
設立の狙いと提供価値 導入から運用までを包括支援
自動運転の本格運用には、車両提供だけでなく、ソフトウェアのアップデートや不具合時の駆け付けと改修、運用体制の確立が不可欠です。NTTモビリティは、NTTグループ各社を窓口とするワンストップの仕組みで、交通事業者など運行主体が安心してサービスを導入できる環境を整えます。通信ネットワークなどグループの強みを活用し、レベル4に求められる要件や課題を解決するソリューションを展開します。遠隔監視システムの構築と提供も事業の柱で、運行の安全と効率を下支えします。地域ごとの道路環境やニーズに適応した車両と運用の組み合わせを提示し、導入の障壁を下げることが狙いです。多様なステークホルダーとの連携を深め、安心・安全な自動運転社会の実現をめざします。
会社概要と事業領域 社会実装を進める具体メニュー
会社名はNTTモビリティ株式会社で、所在地は東京都港区を予定しています。資本は14.3億円、株主構成はNTT株式会社100%です。会社設立日は2025年12月15日を予定しています。事業は三つの柱で構成されます。第一に、自動運転車両提供・管理サービスで、車両の調達と提供、保守・メンテナンス、駆け付けを含む管理全般を担います。第二に、自動運転導入・運用支援サービスで、走行エリアの構築やマップ作成などの導入支援、運行トレーニングプログラムの提供を含む運行支援を行います。第三に、遠隔監視システム提供サービスで、遠隔監視のシステム構築と提供を進めます。これらを組み合わせ、全国各地で必要とされる仕様に合わせた実装を支援します。






















