株式会社メルカリは、「メルカリ」の購買データに基づき2025年のトレンドを分析したレポートを公表し、年間で最も検索された“メルカリトレンドワード2025”が「ラブブ」だったと発表しました。香港アーティスト出身のKasing Lung氏が生み出したキャラクター「ラブブ」は、2024年にインフルエンサーの発信を機に人気が急上昇し、2025年の新語・流行語大賞にもノミネートされるなど、日本でも関心が高まっています。検索キーワードの上位には「ポケモン」「鬼滅の刃」「ちいかわ」「ONE PIECE」などのキャラクター関連が並び、趣味領域での利用拡大が示されました。本調査は、現時点で取引が禁止されている商品を除外して集計されています。
検索トレンドの焦点。「ラブブ」が1位、キャラクター関連が上位を席巻
2025年の検索ランキングで「ラブブ」が1位となり、幅広い年代に浸透しているキャラクター消費の勢いが可視化されました。背景には、2024年のインフルエンサー発信を契機とした話題化と、2025年の新語・流行語大賞ノミネートが挙げられ、二次流通市場でも注目度が持続しています。上位10語のうち、「ポケモン」「鬼滅の刃」「ちいかわ」「ONE PIECE」などキャラクターや漫画関連が5語を占めたことも特徴です。趣味・推し活の熱量が検索行動に直結し、品薄や限定品の探索に「メルカリ」が活用されている構図が見えます。企業の実務では、ファンアイテムの需要ピークに合わせた在庫・物流計画や、公式と二次流通の価格動向監視が重要になります。加えて、偽造品対策や公式ガイドラインの周知を強化し、ファン接点の信頼維持を図ることが求められます。
物価高対策と平成女児ブーム。「訳あり」「ボンボンドロップシール」が台頭
検索ランキングでは、固有名詞以外で唯一「訳あり」が5位に入り、物価高を背景に、農家直送の野菜や果物などを「メルカリShops」で賢く購入する行動が広がっています。「りんご」「みかん」「きゅうり」など生活密着の“訳あり”品が支持されることで、節約ニーズとフードロライブ推進の双方に寄与する可能性が示されました。10位には「ボンボンドロップシール」がランクインし、立体感と透明感が特徴の同商品は、SNS総フォロワー21万人超の人気を背景に注目を集めました。2025年の新語・流行語にノミネートされた「平成女児」ブームも追い風となり、関連アイテムの需要が活発化しています。小売やブランド運営では、手頃な価格帯と限定性の両立、SNS連動での販促、再入荷通知や予約販売の整備が有効です。生活必需と趣味性の二極で需要が伸びる点を踏まえ、商品説明と検索タグ最適化を徹底することが成果につながります。
取引数が急上昇したアイテム。 トレカ
2024年比で取引数が急上昇したアイテムは、「名探偵コナンカードゲーム」が1位、「ホロライブ カードダス」が2位となり、トレーディングカードがトップ2を占めました。人気IPやVTuberの存在感が二次流通でも際立ち、コレクション需要と投資的側面が取引活況を後押ししています。3位「コサージュ」、8位「ヘッドドレス」などウェディング関連の小物も上位に入り、「ナシ婚」の定着とともに低予算で必要なセレモニーを整えるニーズが可視化されました。また、「学習テキスト」「移動ポケット」など子ども関連、「洗濯ボール」「パンツ」など生活必需品も増加傾向です。これは、リユースを通じて教育費や生活費を最適化する動きが広がっていることを示します。事業者は、季節やイベントに応じた需要曲線をモニタリングし、再出品促進やセット販売、状態ランクの明確化で回転率を高める戦略が有効です。
出品トレンドワードマップ。 Kコンテンツの熱量とIP人気が明
出品時に多用された特徴的ワードを可視化したトレンドワードマップでは、最も大きなワードが「ラブブ」となり、続いて「TOMORROW X TOGETHER」の日本3rdアルバム「Starkissed」が位置しました。上位10ワードのうち「BURSTDAY」「BOYNEXTDOOR」「RIIZE」「ZEROBASEONE」「Hollow」など、韓国アイドル関連が6つを占め、Kコンテンツの圧倒的な熱量が表れています。さらに、ポケモンカードの高レアリティ「SAR」やアーケードゲーム「ポケモンフレンダ」も上位に入り、IP関連の強さが鮮明です。対象期間は2025年1月1日から11月15日で、取引禁止品は除外して集計されています。販売計画では、発売直後の出品増加と価格推移を想定し、ガイドライン遵守の啓発や真贋確認の手順整備が不可欠です。ファン層ごとに異なるリードタイムと価格弾力性を踏まえた販促設計が成果を左右します。
詳しくは株式会社メルカリの公式ページまで。





















