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なぜJR東日本とJALが組んだのか?新幹線と国際貨物を直結

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東日本旅客鉄道株式会社と日本航空株式会社は、新幹線と航空機を組み合わせた輸送サービス「JAL de はこビュン」を開始しました。第1弾として、福井県の越前ガニを台湾へ運ぶ実施の様子を東京駅と羽田空港で公開しています。JR東日本の荷物輸送「はこビュン」とJALの国際線貨物を接続し、輸送や通関の手続きを一本化して簡素化します。東北や北陸などの生鮮品を素早く海外に届けることを狙い、産地から空港までをトラックで運ぶ場合と比べ総輸送時間を半減できるとしています。届け先は現状、台湾やシンガポールなど4カ国・地域で、順次拡大する計画です。地方の生産者にとって、輸出のスピードと品質を両立する新たな選択肢となります。

新幹線「はこビュン」とJAL国際貨物を直結 手続き一本化で利便性を向上

本サービスは、JR東日本の新幹線や特急を活用する「はこビュン」と、JALの国際貨物輸送を組み合わせて提供します。東北新幹線や北陸新幹線などで東京駅へ搬入し、羽田空港や成田空港から国際便に積み替えるフローです。両社がそれぞれ注文を受け付け、輸送から通関までの手続きを一本化する点が特徴です。対象は鮮魚や青果、機械部品などで、鮮度や納期が重視される商材に適しています。鉄道の定時性と航空の即時性をつなげることで、道路事情による遅延リスクを抑えつつ、国際輸送のタイムラインを短縮します。駅と空港の接続を前提にした運用で、全体最適の実現を目指します。

第1弾は越前ガニとマダイを輸送 敦賀から東京駅経由で羽田へ

13日は、福井県産の越前ガニやマダイを対象に運用されました。午前中に北陸新幹線で敦賀駅を出発し、昼過ぎに東京駅へ到着。東京駅から羽田空港まではトラックで搬送し、JALの国際便に搭載して台湾へ向かいます。新幹線の活用により、産地から空港までをトラックのみで運ぶ場合と比べ、空路と合わせた総輸送時間を半分に短縮できるとしています。JR東日本とJALによれば、新幹線と航空機を組み合わせた一般向け輸送サービスは初の取り組みです。時間価値が重視される生鮮輸出で、鮮度維持と納期遵守の両立に資するモデルとして注目されます。駅での受け渡しと空港での積み替えを一体で設計することで、オペレーションの安定性を高めます。

地域産品の海外展開を後押し ブランド強化と人流喚起にも期待

サービスは当面、台湾やシンガポールなど4カ国・地域に対応し、順次拡大します。東北や北陸の生鮮品や機械部品において、鮮度や納期は価格競争力とブランド価値に直結します。JR東日本の高木浩一常務執行役員は、これまで味わえなかった鮮度で届けることで地域ブランドの確立や地域への人の移動につなげたいと述べました。JALの木藤祐一郎執行役員は、地方活性化のため農水産品の輸出拡大を支援する考えを示しています。手続きの一本化により、通関や輸送手配の負担が軽減され、海外販路の開拓に取り組みやすくなります。空港から遠い産地でも、国際市場にアクセスしやすい環境づくりが進みます。

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