独立行政法人情報処理推進機構は、応用情報技術者試験、高度試験、情報処理安全確保支援士試験の実施方式を見直し、2026年度からCBT方式への移行を予定しています。社会のデジタル化を背景に、国家試験の応募者数は2024年度に70万人を初めて突破しました。現在はレベル2以下の3区分がCBTで、レベル3以上の10区分はペーパー方式ですが、2026年度開催分からはレベル3以上もCBTに移行します。これにより、記述式や論述式の回答をキーボード入力で行えるようになり、文章の挿入や削除が容易になります。さらに試験日と会場を一定期間内の複数日から選べるようになり、受験機会の自由度が高まります。
CBT方式では、会場に設置されたパソコンで問題を閲覧し、キーボードとマウスで解答します。従来のペーパー方式と比べ、書き直しの手間の軽減が見込まれます。試験実施方法の変更に合わせ、科目名称も見直されます。応用情報技術者試験の「午前試験」は「科目A試験」に、「午後試験」は「科目B試験」に変更予定です。高度試験では「午前I.試験」と「午前II.試験」が「科目A-1試験」と「科目A-2試験」に、「午後I.試験」と「午後II.試験」が「科目B-1試験」と「科目B-2試験」に変更予定です。情報処理安全確保支援士試験も同様に、「午前I.試験」「午前II.試験」「午後試験」がそれぞれ「科目A-1試験」「科目A-2試験」「科目B試験」に変更予定です。
試験日程は、春期と秋期の各1日の実施から、一定期間内の複数日実施へと見直されます。 科目A群と科目B群は実施期間を分けて複数日で行う予定で、会場ごとに異なる時間帯の予約枠から選択できます。 試験時間に変更はなく、応用情報や高度試験の科目Aは150分、科目Bは150分です。 高度試験の科目A-1は50分、科目A-2は40分で、A-1終了後に10分の休憩をはさみA-2を実施します。科目B-1は90分、科目B-2は120分で、B-1終了後に10分の休憩をはさみB-2を実施します。 出題範囲や形式、出題数、試験時間に変更はなく、多肢選択式、記述式、論述式といった形式も維持されます。
応募者数が伸びる中でのCBT移行は、受験者の負担を軽減し、利便性を高める狙いがあります。キーボード入力により記述や論述の修正が容易となるほか、受験日時と会場の選択肢が広がることで、働きながらの受験や遠方からの受験もしやすくなります。試験実施の詳細時期は後日案内される予定です。今回の移行が高度区分への受験意欲を喚起し、試験を通じてより多くの人材が高度な知識・技能を習得することにより、企業や組織のデジタル変革の推進につながることが期待されています。
詳しくは「独立行政法人情報処理推進機構」の公式ページまで。






















