OpenAIは、強力なAIへのアクセス拡大と収益の多様化に向け、低価格プラン「ChatGPT Go」の提供拡大と広告のテスト開始計画を公表しました。ChatGPT Goは月額8ドルで、メッセージ送信、画像生成、ファイルアップロード、メモリ機能を幅広く利用できます。8月以降に171か国で提供を開始し、今回、米国およびChatGPTが利用可能なすべての地域で提供されます。今後数週間以内に、米国において無料版とChatGPT Goの18歳以上のログインユーザーを対象に広告のテストを開始します。ChatGPT Plus、Pro、Business、Enterpriseには広告は表示されません。無料版は引き続き料金不要で利用でき、ChatGPT Goはより少ない利用制限で使えます。
広告導入にあたってOpenAIは五つの原則を示しています。第一に、AGIが全人類に利益をもたらすという使命との整合性を重視します。第二に、回答の独立性を担保し、広告が回答内容に影響を与えないことを明確化します。広告は常に回答と分離され、明確にラベル表示されます。第三に、会話のプライバシー保護で、会話データは広告主に共有・販売されません。第四に、選択と管理として、パーソナライズを無効化でき、広告利用データはいつでも削除可能で、広告なしで使える有料プランを提供し続けます。第五に、長期的な価値を優先し、利用時間の延伸を目的とした最適化は行わず、収益より信頼と体験の質を優先します。
広告テストは、会話内容に関連するスポンサー付きの製品やサービスがある場合に、回答の下部へ広告を表示する形式から開始します。広告は通常の回答と明確に区別され、なぜ表示されたのかを確認できます。任意の広告を非表示にして理由を送信することも可能です。18歳未満と申告または判断されるアカウントには広告を表示しません。健康やメンタルヘルス、政治などの機微または規制対象のトピックでも広告は表示されません。テストを通じて表示方法を継続的に改善し、利用体験の管理を利用者自身が行える設計を重視します。
OpenAIは、会話型インターフェースの特性を生かした広告体験の可能性にも言及しています。静的なメッセージにとどまらず、広告を見ながら購入判断に必要な質問をその場で行える将来像を示しています。最初のフォーマットは回答直下の関連広告で、スポンサー明示を徹底します。広告は中小企業や新興ブランドにとっても後押しとなり得る一方、パーソナライズを含む管理権限やオプトアウトの選択肢を整備し、利便性と統制の両立を図ります。エンタープライズとサブスクリプション事業は堅調に成長しており、広告を組み合わせることで、より多くの人にインテリジェンスを届けるための多様な収益モデルを目指すとしています。
今後数週間から数か月で最初の広告フォーマットのテストが始まります。フィードバックを反映しながら、表示品質や運用ルールの見直しを継続します。OpenAIは、幅広いアクセスを支えるうえで広告が果たす役割を認めつつ、ChatGPTの価値の根幹である信頼を損なわないことを最優先に掲げています。広告の導入とChatGPT Goの提供拡大は、アクセスの平等性、プライバシー保護、選択の尊重を軸に、AIをより多くの人が使える環境を整える取り組みといえます。
詳しくは「OpenAI」の公式ページまで。






















