MENU

ニュース

もう会議後に予定を入れなくていい? Geminiが作業時間を自動確保

  • URLをコピーしました!

Google Workspaceは2026年5月、オンライン会議ツールGoogle Meetを起点とした業務自動化機能の強化を発表しました。AI「Gemini」との連携を前提に、会議後のタスク処理やスケジュール管理を自動化する仕組みが拡張されています。今回のアップデートでは、複数ミーティングをトリガーにしたワークフロー設定や、カレンダー上での時間ブロックの自動生成など、日常業務の流れそのものを再設計する機能が追加されました。

会議を起点に業務を動かす「ワークフロートリガー」を強化

今回のアップデートの中核となるのが、Meetを起点としたワークフロー自動化機能の拡張です。これまで単一の会議をベースに設定されていたトリガーが、複数のミーティングに対応可能となり、最大100件まで同時に設定できるようになりました。

これにより、定例会議やプロジェクト単位の打ち合わせなど、複数の会議を横断した業務処理の自動化が可能になります。たとえば、会議の文字起こしやNotes by Geminiが準備できたタイミングを起点に、Workspace Studio上のワークフローを実行できるようになりました。これにより、複数の会議を対象にした後続業務の自動化がしやすくなります。

さらに、Geminiによる会議メモとの連携も強化されています。AIが会話内容を要約するだけでなく、その内容をもとに後続の業務フローを起動する構造が整いつつあります。

カレンダーの「時間ブロック」をAIが自動生成

加えて、カレンダー機能においてもAI連携が進んでいます。今回新たに、業務内容に応じた「時間ブロック」を自動で生成する機能が追加されました。これにより、会議後のタスク処理や資料作成といった作業時間を、AIがカレンダー上に自動で確保することが可能になります。従来は個人が手動で行っていたスケジュール調整が、会議と連動する形で半自動化されます。

結果として、会議が単なる情報共有の場ではなく、その後の実務実行まで含めた「業務の起点」として機能する設計へと変化しています。

AIが「作業補助」から「業務の起点」へ

今回の一連のアップデートは、AIの役割が大きく変化していることを示しています。これまでのAIは、議事録作成や文章生成といった作業の補助にとどまっていました。一方で、今回の機能強化では、会議・メモ・スケジュールといった複数の要素を横断し、業務プロセスそのものを起動する存在へと進化しています。

特に、Meet、カレンダー、Geminiが連携することで、「会議→整理→実行」という一連の流れがシームレスにつながる点は大きな変化です。これは単なる機能追加ではなく、業務構造そのものの再設計を促す動きといえます。

今回のアップデートは、「AIを導入するかどうか」という議論のフェーズが終わりつつあることを示しています。今後重要になるのは、AIを前提とした業務プロセスをどのように設計するかです。特に、会議を起点に業務が自動で流れる仕組みは、企業の生産性に直結する領域です。今後は、ツール単体の活用ではなく、「会議・タスク・スケジュール」を一体で設計できるかどうかが、組織の競争力を左右する可能性があります。

シェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • 週刊SUZUKI
  • 日本オムニチャネル協会
  • 公式LINEメンバー

お問い合わせ

取材のご依頼やサイトに関するお問い合わせはこちらから。

問い合わせる