おにぎりの製造回数を減らすと、なぜ物流の危機が救われるのでしょうか。コンビニ大手のセブン‐イレブン・ジャパンが北海道で始めた前代未聞の挑戦が、専門家から絶賛されています。鮮度を保ちながら配送を効率化する裏には、大学との連携で生まれた最新技術がありました。現場を動かした革新の全貌に迫ります。(148文字)
産学連携の技術革新が実現した物流改革と「ワンチーム」の絆
セブン‐イレブン・ジャパンは、日経ビジネス主催の「CLOオブザイヤー2026」にて「One Team賞」を受賞しました。評価の対象となったのは、2026年2月9日から北海道エリアで実施しているフレッシュフードの製造回数削減です。おにぎりや弁当など約60アイテムを対象に、従来の1日3回製造から1日2回へと集約しました。広大な北海道ならではの長距離輸送や工場の雇用課題の解決に向けた攻めの施策です。
回数を減らしても美味しさを保てる秘密は、東京大学大学院などとの産学連携によって生まれた新技術にあります。原因菌の特定や汚染経路の解析を精密に行うことで、製造現場の衛生水準を極限まで引き上げました。その結果、商品の品質を維持したまま鮮度を延ばすことに成功しています。この技術革新が、製造や輸送の効率化、さらには食品ロスやCO2排出量の削減という大きな成果を後押ししました。
今回の改革を成功に導いた最大の要因は、自社部門の枠を超えた協力体制です。加盟店や取引先、自社各部署が共通の目標に向かって連携を強めた姿勢が高く評価されました。セブン‐イレブン・ジャパンは、今後も持続可能な物流体制の構築を目指し、サプライチェーンの全体最適を推進する方針です。
技術革新と関係者の連携が噛み合うことで、持続可能なサプライチェーンの構築が可能となります。 現場と取引先が一体となった改革の姿勢こそが、これからの物流DXを支える最も重要な基盤と言えます。
詳しくは「株式会社セブン‐イレブン・ジャパン」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部






















