80年代に日本ではテクノポップが一大ブームを巻き起こしました。YMOの活躍をきっかけに、テクノポップは若者を中心に人気を集め、数多くのヒット曲が生み出されました。今回は、そんな80年代〜90年代初めの邦楽テクノポップから、今もなお聴きたくなる5曲をご紹介します。
「春して、恋して、見つめて、キスして」(ポータブル・ロック)
ポータブル・ロックの「春して、恋して、見つめて、キスして」は、1995年(平成7年)のリリース曲です。90年代のテクノポップシーンを彩る名曲で、春の訪れを感じさせる爽やかなメロディーと、心躍る歌詞が特徴です。デジタルとアナログの融合が生み出す独特のサウンドは、聴く者を当時の雰囲気に引き戻します。今聴いても色褪せない魅力があります。
「ジェニーはご機嫌ななめ」(ジューシィ・フルーツ)
1980年(昭和55年)リリースの「ジェニーはご機嫌ななめ」は、80年代初頭のテクノポップシーンを代表するジューシィ・フルーツの曲です。後にPerfumeややくしまるえつこによってカバーされるなど、長い間愛され続けています。軽快なリズムとキャッチーなメロディーが特徴です。当時の流行を象徴する曲として、今でも多くのファンに親しまれています。「男性陣のハーモニーがすごくきれい」「脳ミソがシェイクされるような衝撃」と、YouTubeでも多くの人がコメントを寄せています。
「すみれ September Love」(一風堂)
1982年(昭和57年)にリリースされた一風堂の楽曲「すみれ September Love」は、YMOのファンにも親しまれています。特に、ボーカルの土屋昌巳はYMO好きの心もつかみ、愛されました。この楽曲は、一風堂の6枚目のシングルとして発表されました。TikTokでも「今見てもかっこいいし、音楽もすごい」「中学生の頃、この髪型真似したなぁ」などなどのコメントが寄せられ、今でも多くの人が聴いていることが伝わります。
「ロマンティックが止まらない」(CCB)
CCBの「ロマンティックが止まらない」は、1986年(昭和61年)のリリース曲で、80年代のテクノポップシーンを象徴する楽曲です。独特のシンセサウンドとポップなメロディが特徴で、聞く人を楽しい気分にさせます。当時の青春を彩る歌詞とメロディーは、今聴いても新鮮で、心を躍らせる魅力を持っています。1980年代のカラフルで爽やかな音楽風景を代表する一曲です。動画サイトでは「父親が車の中で流しててめちゃ好きになった」「金曜の晩に聴くとテンション上がる」と、若い世代からも人気です。
「東京は夜の7時」(ピチカート・ファイヴ)
ピチカート・ファイヴの「東京は夜の7時」は、90年代初頭の日本のテクノポップシーンにおける名曲です。リリースは 1990年(平成2年)。洗練された都会的なサウンドと、心地良いボーカルが特徴です。この曲は、夜の東京を舞台にした都会的なロマンスを描き、聴く者を魅了します。最近のアーティストによるカバーも多く、2021年にはキューバでもカバーされています。時代を超えて愛されるそのスタイルとメロディーは、現代においても多くのファンに支持されています。