Relicはオージス総研を共創パートナーとして、小学生向けの“言語で考える力”を育てる教育webアプリ「カンガエMAX。」を提供しています。このたび、小学生の子どもを持つ保護者1658名を対象に「考える力」に関するアンケート調査を実施しました。この調査では、多くの保護者が「考える力」の重要性を認識しながらも、その育成方法に課題を抱えていることが明らかになりました。
調査結果によると、小学生の子どもを持つ保護者のうち85.6%が「考える力」を重視していると回答しています(図1)。
しかし、学校の成績上位グループと下位グループでその重視度合いに差があり、成績が真ん中より上の子どもを持つ保護者の95.8%が重視しているのに対し、成績が真ん中より下の子どもを持つ保護者では75.1%に留まりました(図2)。
さらに、子どもが勉強に関する質問をした際、55.7%の保護者が子どもと一緒に考えると回答しています(図3)。この結果から、答えを直接教えるのではなく、子どもと共に考えることで「考える力」を育てようとする保護者が多いことが分かります。
また、「考える力」は学習シーンだけでなく、日常生活の会話でも重要であると感じる保護者が半数以上に上ることも明らかになりました(図4)。
一方で、「考える力」を育てる上での課題として、40.7%の保護者が「教え方がわからない」と回答しており、これが最も多い回答でした(図5)。また、保護者の約86%が何らかの課題を抱えていることも分かりました。このような課題を解決するために、Relicは教育分野の専門家による思考を深める環境作りのヒント集をwebサイトで公開しています。
この調査結果を受け、Relicは「カンガエMAX。」を通じて、保護者が子どもに「考える力」を育てるための支援を強化し、教育環境の改善に努めていく予定です。