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列車の運行情報問い合わせをAIが自動回答

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東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、列車運行情報の提供手段の多様化を目指し、新たに生成AIを活用した音声自動案内サービス「どこトレダイヤル」の実証実験を開始しました。この実験は、特にスマートフォンアプリの操作に不慣れな方々にも利便性を提供するために、列車運行情報を電話で簡単に確認できるようにするものです。

「どこトレダイヤル」は、スマートフォンやパソコンの操作が苦手な方でも、電話を使って簡単に列車の運行情報を取得できるサービスです。電話番号(050-3355-6421)にかけて、音声ガイダンスに従って利用路線や駅を音声で入力するだけで、リアルタイムでの運行情報や列車の遅れ、現在の位置情報などを確認できます。このサービスの情報は、JR東日本が提供する運行情報サービス「どこトレ」に基づいており、通話料は利用者の負担となります。

従来の音声認識システムでは、背景音やつなぎ言葉の影響で、ユーザーの音声が正確に認識されないことが課題でした。しかし、今回の実証実験では、生成AIを活用して音声入力の解釈精度を大幅に向上させました。この技術改良により、利用者はよりスムーズに音声案内サービスを利用できるようになり、認識エラーが減少します。

実証実験の概要
対象路線・区間: 常磐線(友部~新地)、水戸線(小田林~友部)、水郡線(水戸~磐城守山)
実施期間: 2024年9月3日~2025年2月14日(予定)

今回の実証実験は、茨城県と福島県の一部路線で行われ、生成AIの導入により、音声自動案内サービスの利便性と精度がさらに向上することを目指しています。JR東日本は、この技術を活用して、今後さらに多くの地域や路線での展開を視野に入れ、利用者にとって快適で便利な運行情報提供を実現していく予定です。

執筆:糸井貴行

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