株式会社ファミワンが、2024年11月22日に発表したプレスリリースによると、同社は自治体からの要望に応じてプレコンセプションケアに関する啓発資料を無料で公開することを決定しました。この取り組みは、「子どもを願うすべての人によりそい、幸せな人生を歩める社会をつくる」というビジョンのもとに行われており、特に20~30代の世代に向けた情報提供を重視しています。
資料は、武蔵野大学の坂上明子教授が監修したもので、内容はA4サイズの1枚でまとめられており、届きやすさと理解しやすさを追求しています。この啓発資料の背景には、2024年8月28日に行われた自治体保健師向けの勉強会があります。参加した保健師たちは、「20~30代向けのプレコンセプションケアの啓発チラシが欲しい」「冊子ではなく、A4用紙1枚でまとまったものが欲しい」という要望をプッシュしました。これに対してファミワンは、具体的なニーズに応じた形での資料制作に着手しました。これにより、より多くの人にプレコンセプションケアの重要性が伝わることを期待しています。啓発資料は、ファミワンのウェブサイト上に設けられた特設ページからダウンロード可能です。印刷や配布が自由であり、自治体や企業が裏面に自らの案内を追加できるカスタマイズも用意されています。これにより、各地の自治体や関連機関が自らの情報を付加し、地域のニーズに応じた形で広めることができます。
坂上明子教授は、「このチラシが、人生の選択肢を増やし、健康寿命を延ばすという点が新しい」とコメントしています。初めて作成されたこのプレコンセプションケアの資料に対して、坂上教授は意見や感想を受け付けているとし、今後の資料改善につなげる意向を示しています。この取り組みは、単なる啓発活動にとどまらず、ファミワンが提供する福利厚生サービス「ファミワン」全体の一環として位置付けられています。 同サービスは、法人の従業員向けに心理的安全性を高め、健康を維持するための支援を行っています。特に女性特有の健康課題に対するサポートが充実しており、専門家によるセミナーやオンライン健康相談が提供されていることから、働く女性たちの健康管理に貢献しています。
このように、株式会社ファミワンはプレコンセプションケアの啓発資料を通じて、地域コミュニティに向けた支援活動を強化しています。将来的には、さらに多くの自治体との連携を深め、より多くの人々に幸せな未来を提供できるような取り組みを推進していくことが期待されます。
レポート/DXマガジン編集部糸井