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コラム

仕事は一人でできるものはない。お客様・取引先様・同僚・社会の関係の中で仕事は生まれる。

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仕事に没頭するあまり、周囲の声が聞こえなくなる人がいます。しかし、仕事は周囲や社会から求められて初めて成り立ちます。いくら努力しても、一人では決して成り立ちません。では、周囲や社会との関係を意識した仕事の進め方とは。独りよがりにならない仕事の仕方とは。周囲や社会と仕事の関係について考えます。【週刊SUZUKI #33】

わき目も降らず仕事にまい進する…。仕事に取り組む姿勢として決して悪いことではありません。しかし、仕事に集中しすぎるあまり、周りが見えなくなっていませんか。周囲との協調性に欠けていませんか。独りよがりになっていませんか。

仕事に取り組むなら、その仕事の背景や目的、さらにはなぜその仕事があるのかを自分なりに考えるべきです。この仕事を成し遂げると自社や社会はどう変わるのか。どんな効果をもたらすのか。社会にとってどんな位置づけなのか…。仕事に対し、こうした理解を深めることが必要です。どんな仕事でも周囲や社会との関係が必ずあります。その関係を断ち切って取り組む仕事は、もはや仕事とは呼べません。先輩や上司、お客様や社会から求められていなければ、それも仕事ではありません。どれだけ頑張ったとしても、仕事は自分一人だけでは決して成り立たないのです。

その仕事に関わる人たちの思いを汲み取ることが大切です。助け合いながら仕事に取り組む先輩や同僚、仕事を通じて自社の売上拡大を目指す経営層などの思いや姿勢を理解すべきです。さらには成功に向けて協力する取引先様、仕事による成果物を利用するお客様も含めて、誰がどんな期待を寄せているのかを受け止めることが重要です。これらの思いが、仕事に取り組む原動力となります。モチベーションとなります。一人だけでは達成が困難な仕事を、成功へと誘ってくれるのです。

「この仕事を片付けておいて」と上司や先輩から言われた仕事を、何も考えずにこなすのは無意味です。どんな仕事でも、何に使うのか、何が目的か、仕事をやり終えた後はどうなるのかといった解釈を持つべきです。これらの解釈が、周囲や社会と関係していることを気付かせてくれます。仕事に取り組む意味をもたらします。

ぜひ、先輩や同僚と協力してください。取引先様との信頼関係を深めてください。お客様や社会を笑顔にしてください。これらを目指す取り組みが、周囲や社会から求められていることに気付くきっかけとなります。気付いたとき初めて、仕事が楽しいと思えるようになります。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

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