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仕事で培った育成力や実行力をプライベートでも発揮せよ!

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仕事ではスケジュールや品質、周囲との協調、売上など、あらゆることを気にしなければなりません。そのため、計画性や実行力などが強く求められます。しかしこれらは、職場のみで活かされるべきではありません。仕事で培った経験や姿勢を仕事以外のプライベートで活かすための考え方とは…。【週刊SUZUKI #42】

仕事で成果を出すために…。こう考え仕事にまい進する人は少なくありません。そこで、より高いレベルの仕事をこなせるように勉強に励む人もいるでしょう。職場で積極的に発言し、周囲とのコミュニケーションから新たなアイデアを模索する人もいるでしょう。部下が結果を出せるよう、親身になってサポートする管理職の人もいるでしょう。すべては仕事のため。ひたむきな努力を注ぎ、情熱を持って仕事に打ち込む姿勢は大いに感心させられるものです。

もっとも、こうした努力は仕事のみで報われるわけではありません。普段の生活、プライベートでも十分役立ちます。

例えば、上司が部下を指導する、先輩が後輩を指導するといった育成は、子育てにも応用できるはずです。どう言えば部下や後輩は理解するのか、どのように背中を押せば成長を促せるのか。部下や後輩の成長を後押ししたい気持ちは、子育てでも同様に注がれているはずです。逆もまた真なりです。子供のしつけや教育方針は、部下や後輩の指導にも使えます。仕事やプライベートを問わず、経験したことや学んだことはいかなる場所でも応用できるのです。

計画を立てることも同じです。多くの人が職場では緻密なスケジュールを厳守しているでしょう。こうした計画性はプライベートでも活かされます。普段の生活で緻密な計画を立てることは稀かもしれません。しかし、「いつまでに何を」「何時に何をする」と計画的に行動すれば、プライベートが充実するに違いありません。普段からこうしたスケジュールを立てることで計画や予定を自然と意識し、スケジュールや締切を前提とした仕事が自然に馴染むようになります。

さらには仕事の積極的な実行力も、プライベートに役立ちます。仕事では面倒なことでも取り組まなければなりません。面倒な資料整理や議事録の作成にも向き合わなければなりません。こうした前向きな姿勢をプライベートで活かせば、生活がもっと楽になるかもしれません。有意義な時間を過ごせるようになるかもしれません。仕事だから積極的になるのではなく、プライベートも含めて積極的な姿勢を示すことが大切です。

「これは仕事」「ここからはプライベート」などといった“壁”を作らないでください。仕事かプライベートかで考え方や姿勢を変えないでください。自分が経験したこと、感じたこと、考えることを、仕事でもプライベートでも活かしてください。仕事で成果を出すために注いだ努力を、プライベートにも向けてみるべきです。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

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