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プロフェッショナルは「職場は最高の舞台、自分は役者」と考える。

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仕事で給料をもらっているプロフェッショナルなら、職場では常に最高のパフォーマンスを発揮しなければなりません。にもかかわらず、プロである自覚に欠ける人が目立ちます。パフォーマンスを最大化するには何が必要か。ここでは「役者」の行動や考え方を参考に、パフォーマンスを最大化する秘訣を探ります。【週刊SUZUKI #36】

職場で無駄話ばかりしている、会議でまったく発言しない、顧客との商談中にもかかわらず覇気がない…。これらはもはや仕事とは言えません。仕事を通じて給料をもらっているプロフェッショナルなら、いかなる場面でも常に最高のパフォーマンスを発揮しなければなりません。無駄に時間を費やしたり、仕事に真剣に向き合わなかったりする姿勢は、給料をもらうに値しません。

仕事に取り組むなら、自分の能力や経験、スキルを最大限発揮すべきです。仕事による効果を最大化するためにも、自分の出来得ることを惜しまず出し尽くします。たとえ仕事へのモチベーションが低い日でも、そのときの“最高”を発揮できるよう努力しなければなりません。この姿勢を持ち合わす人こそプロフェッショナルです。

では、最高のパフォーマンスを発揮するにはどうすべきか。ヒントとなるのが「職場は舞台、自分は役者」です。役を演じる役者になり切り、仕事のときは役者のように振る舞います。舞台を見に来た観覧者に最高の演技を披露する役者同様、仕事を通じて自分を“表現”すべきです。例えば営業担当なら、疲れていたとしても商談中は笑顔と熱意を持って顧客に向き合うべきです。資料を作成するなら、限られた時間の中でも周囲が納得する資料を仕上げるべきです。仕事中はスイッチをオンにし、役者として演じ切ることに終始します。この考えで仕事に臨めば、最高のパフォーマンスを引き出せます。

職場以外の取り組みに目を向けることも大切です。役者は最高の舞台にするため、普段の練習に余念がありません。幕が上がれば、練習の成果を余すことなく発揮します。当たり前ですが、幕が上がってから練習なんてしません。仕事もまったく同じです。職場は、これまで学んだことや経験したことを発揮する場です。本番に向けて練習する場ではありません。

職場でのパフォーマンスを最大化するには、事前の入念な準備も必要です。職場以外で何を学び、何を経験するか。普段の行動が自身の糧となり、本番である職場でのパフォーマンスを引き上げるのです。

プロフェショナルとしての覚悟が足りないなら、役者になり切ってください。役者を演じ切ってください。そのとき必ず、プロフェッショナルである自覚が芽生えます。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

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