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レガシーシステムを使い続ければコスト増を招くだけ! 今こそモダナイゼーション!

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野村総合研究所(NRI)は、2024年11月より、老朽化したシステムや運用体制の課題を根本から解決し、中長期的に持続可能なIT運用を実現する「モダナイゼーションコンサルティングサービス」の提供を開始しました。このサービスは、企業のレガシーシステム問題を一過性の対応ではなく、長期的視点で持続的な変革を目指した取り組みとして位置づけています。

多くの日本企業が抱えるレガシーシステム問題は、システムの維持管理コスト増大だけでなく、経営や事業戦略の制約にもなり得ます。こうした課題に対応するには、企業全体のシステムを俯瞰し、エンタープライズアーキテクト(EA)組織を設立して、現状のシステムを可視化し、目指すべきグランドデザインとその実現に向けたロードマップを策定する必要があります。NRIは、こうした包括的なアプローチを支援する独自の「EAモダナイゼーションフレームワーク」を開発しました。

図1:持続可能なシステム変革によるレガシーシステム問題の解決アプローチ

このフレームワークは以下の要素で構成され、企業のシステム変革を包括的にサポートします。
組織設計支援:モダナイゼーションを主導し、システム全体の整合性と将来のビジョンを維持するEA組織を設計。
アーキテクチャーデザイン支援:システムの目指す姿を示すグランドデザインの作成と、個別のモダナイゼーションテーマを具体化したデザインを実施。
ロードマップ策定支援:目標への移行プロセスを明確化し、適切なリソース配分を確保するロードマップを作成。
ガバナンス運営支援:デザインやロードマップに基づく技術指導や評価を行い、ビジネス課題とIT課題の解決を支援。
モダナイゼーション実行支援:ステークホルダー間の調整を図り、大規模な刷新プロジェクトを推進。

図2:EAモダナイゼーションフレームワークの体系

また、NRIは生成AI技術を活用し、システム変革の効率化を図っています。例えば、複雑化したデータフローやワークフローを可視化する「AIリドキュメント」、古いプログラムを最新技術に自動変換する「AIリライト」といった技術を活用し、レガシーシステムの刷新プロセスを加速します。NRIは、このサービスを通じて日本企業の持続可能な成長を支援し、競争力の向上を目指します。同時に、企業が抱えるITガバナンスやコスト、リスク管理の課題を解決し、変化するビジネス環境に柔軟に対応できるIT基盤の構築を推進します。

レポート/DXマガジン編集部折川

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