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東京スター銀行の法人顧客が「疑似ストックオプション」導入、EX向上に期待

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南青山アドバイザリーグループと東京スター銀行は、従業員の生産性向上や定着化、賃上げ要請への対応といった法人企業が抱える課題解決を目的に業務提携を発表しました。今回の提携により、南青山アドバイザリーグループが提供する仮想株式による疑似ストックオプション「エンゲージメントストック」が、東京スター銀行の法人顧客にも導入されることになります。

「エンゲージメントストック」は、仮想株式(ポイント)を従業員に付与し、その価値を営業利益などの仮想株価(ポイント単価)に連動させて計算した報酬を、一定期間後に現金として支給する仕組みです。この制度は業績連動型の報酬体系を可能にし、従業員のモチベーション向上や採用強化、リテンション(離職防止)に寄与する中長期的な利益還元制度として注目されています。

この制度の特長として、仮想株式が実際の株式ではないため、株式の希薄化を防ぐことができ、非上場企業や中小企業、さらには医療法人などでも導入可能である点が挙げられます。仮想株価として営業利益のような業績指標を使用することにより、上場していない企業でも利用できる設計となっています。また、固定単価(1ポイント=1円など)の設定も可能で、柔軟な報酬設計が実現します。

さらに、「エンゲージメントストック」は、SaaS型ストックオプション管理ツール「ストックオプションクラウド」を利用することで、従業員の報酬額をリアルタイムで可視化でき、従業員の意欲を一層高めるための施策として活用することが可能です。

東京スター銀行は、こうした制度に関心を持つ法人顧客に南青山アドバイザリーグループを紹介し、両社で連携して人的資本経営の推進を支援します。今回の提携により、法人顧客の成長支援と同時に、従業員と企業がともに成長できる新しい報酬制度の普及が期待されます。

【関連リンク】
南青山FAS株式会社
https://minami-aoyama.jp/

プレスリリース
https://minami-aoyama.jp/news/new_20241115/

執筆:DXマガジン編集部

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