エアデジタルが提供する次世代デジタル野球システム「レジェンドベースボール 北海道日本ハムファイターズオリジナルモデル」が、野球アミューズメントエリア「tower eleven baseball(タワー・イレブン・ベースボール)」に導入されました。球場での観戦を楽しむだけでなく、本格的なバッティングやピッチングが体験できるエリアとして、新しいシーズンに向けての安定稼働が開始されています。エスコンフィールド北海道のレフトスタンドに位置するTOWER 11の2階には、バッティング、トスバッティング、ピッチングの3種類、計4台のゲームシステムが設置されており、最新のAI技術や高精度センサーを組み合わせたリアルな野球シミュレーションが可能です。なかでも、ストレート、カーブ、チェンジアップをランダムに投げ分けるバッティングシステムや、球速測定機能のある次世代型ストラックアウトといった新感覚の野球体験が注目を集めています。
今回導入された「レジェンドベースボール 北海道日本ハムファイターズオリジナルモデル」は、実際の試合さながらに守備やコース判定を行い、ホームランやアウトなどがリアルタイムで画面に表示される点が大きな特長です。バットに当たったボールの角度や飛距離は瞬時にセンサーが読み取り、前面のスクリーンに再現されるため、小さなお子様から上級者まで幅広い層が臨場感たっぷりの野球を楽しむことができます。難易度は「ルーキー」「アマ」「プロ」「メジャー」の4段階から選択可能で、体感球速を変えることで初心者と熟練者が同じ空間でプレイしても、それぞれのレベルに応じた遊び方ができるよう配慮されています。トスバッティングでは、アンダースローからのトスボールの高さを3段階に設定でき、野球経験のない人でも安心して参加できます。バッティングのみならず、ピッチングでは10球の持ち球でストライクを狙い、バッターとの対決が展開されます。球速やコースはセンサーが即座に検知し、実際にストライクゾーンを打ち抜いているかどうかを画面に表示するので、ピッチャー気分で気持ちよく投球を楽しめます。
これらのゲームシステムはすべてエスコンフィールド北海道の魅力や、北海道日本ハムファイターズのビジュアルや世界観を踏まえて設計されています。バッターボックスやピッチャーマウンドに立つと、まるで本物のスタジアムにいるかのような没入感を得られるほか、ユニフォームのチーム選択や守備難易度の変更など、自分の好みに合わせて遊べる要素が豊富に用意されています。従来の屋外バッティングセンターとは異なり、天候や季節を気にせずにプレイできるのも大きな魅力です。施設内には野球観戦に欠かせないフードや展示物もあり、試合のない日でも予約なしで訪れて楽しむことができます。レフトスタンドに位置するため、試合観戦中であれば観戦チケットなどを提示して、いつでもこのアミューズメントエリアに足を運べるという点も特徴です。
今回の導入にあたっては、新たなゲームクライアントとともに「ピッチングマシン停止自動防止プログラム」などのシステムアップデートも行われ、安定稼働を実現しています。夏の暑さや冬の寒さに左右されず、子どもも大人も気軽に野球を体感できる場所として、来シーズンに向けた利用者の増加が見込まれています。エアデジタル株式会社は、オンラインとオフラインを融合させた新しい運動機会づくりに注力しており、今回の「レジェンドベースボール」の導入によってスポーツ観戦と体験型エンターテインメントの融合をさらに推進するとしています。こうしたデジタル技術を活用したスポーツアクティビティは、今後も各地で需要が高まりそうです。野球ファンや家族連れはもちろん、野球未経験の人々にも一度は訪れてプレイしてほしい新感覚の野球体験が、北海道の新たな冬の楽しみとして注目を集めています。
レポート/DXマガジン編集部折川