ヘッドウォータースとヘッドウォータースコンサルティングは、企業がAIエージェントを導入する際の業務選定や導入効果の最大化を目的とした「AIエージェント業務可視化・コンサルティングサービス」の提供を開始しました。業務を可視化したうえでAI導入適性を評価し、高いROI(投資利益率)が見込める優先度の高い領域にアプローチできる点が、大きな特徴です。生命保険会社の事例では、属人化を解消することで年間172万8000時間の業務を削減した実績があるなど、実際の導入効果も明確に提示しています。
今回のサービスでは、ヘッドウォータースグループ独自の診断ツールを活用し、業務プロセスを定量化。業務を洗い出し、どこにAIエージェントを適用するかを見極める際に起こりがちな「どの業務から導入すべきかわからない」という企業の悩みを解決します。さらに、企業の業種や規模、業務内容に応じてカスタマイズした導入計画を提案し、導入後の運用支援も一貫して提供するため、スムーズなAI活用が期待できます。
業務の可視化は、人手不足や複雑化した業務フローの見直しにもつながり、導入効果が大きい領域を優先的にAI化することで、迅速にROIを向上させることが可能です。既に生命保険会社や信託銀行、総合事業社などで、業務時間やミス発生件数の大幅な削減などの実績を上げており、属人化された業務の集約や外部委託人員の削減に成功した例も報告されています。
今後、ヘッドウォータースグループは業界特化型のソリューション開発やパートナー企業との連携を強化しながら、AI技術を活用した業務改革の支援を拡大する方針です。AIエージェント導入を検討する企業に向けて、単なるシステム導入ではなく、企業の現場課題に根ざした実践的な支援を提供することで、生産性の向上やイノベーションの創出を後押ししていく考えです。
レポート/DXマガジン編集部折川