ネクスウェイは同社の「本人確認BPOサービス」が第四北越銀行のWeb口座開設時における本人確認業務に採用されたことを発表しました。
金融機関では、不正取引を防ぐために厳格な本人確認が求められており、第四北越銀行においてもこれまで、チェック作業に時間がかかることで利用者が途中で手続きをやめてしまう課題がありました。このような状況を解消するため、書類の目視確認や情報の突合などのKYC業務をアウトソースすることで、数時間から半日ほどかかっていた審査完了までの時間を数分程度に短縮できる体制を整備し、非対面取引時の利便性向上と本人確認にかかる事務コストの削減を同時に実現する見通しです。
今回採用された「本人確認BPOサービス」は、eKYCとの併用により迅速かつ正確な本人確認をワンストップで行えることが大きな特徴です。さらに、政府が公的個人認証サービス(JPKI)への一本化を推進している方針に合わせ、ネクスウェイが既にJPKIに対応したサービスを展開している点も、将来的な切り替えをスムーズに進めるうえで評価されました。
第四北越銀行はセキュリティ要件の厳しい金融機関での豊富な導入実績や拡張性の高さを理由に、ネクスウェイのサービスを採用したとコメントしています。
ネクスウェイは今後も、本人確認の正確性と安全性を追求しながらサービスを進化させ、金融機関のみならず本人確認業務が必要な事業者全般に対して事務負担と利用者の負担を軽減するソリューションを提供していく方針です。
レポート/DXマガジン編集部折川