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AIを活用するためのデータ基盤構築と伴走支援をセットにしたソリューション

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SCSKは2024年12月16日より、データ統合基盤・AI基盤「NebulaShift ai(ネビュラシフト エーアイ)」の提供を開始します。このサービスは、昨年リリースしたクラウドネイティブ・オファリング「NebulaShift」をAI領域へ拡張したもので、企業が保有するさまざまなデータを収集・分析・加工するデータ統合基盤と、高度なAIモデル開発を可能にするAI基盤を、顧客のニーズに合わせた最適な環境で提供します。

生成AIの活用が進み、リアルタイム性や複雑なデータ形式への対応が求められるなか、企業独自のデータをAIに適用する重要性が高まっています。一方で、オンプレミスやハイブリッド環境を必要とするケースが増えつつあり、データガバナンスやプライバシー保護、コスト面での考慮も欠かせません。こうした課題を受け、SCSKは新たなマネージドサービス「NebulaShift ai」を通じ、データ統合基盤や高性能なAI基盤の提供、専門家による伴走支援を一括して行い、企業のビジネス変革とAI活用を強力に支援します。

「NebulaShift ai」で提供する支援領域

今回のサービスでは、データ仮想化技術やデータレイクハウス技術を活用した一元的なデータ統合基盤を構築し、企業内に点在する異なる形式のデータを集約しながらAI活用の効率化とデータ品質の向上を実現します。さらに、AI基盤については、パフォーマンスを最大限発揮するリファレンスアーキテクチャをベースに、顧客の要件や各ベンダーのソリューションに応じて最適な環境を提供します。開発から本番環境への移行や運用を簡素化する仕組みも整備し、複数のモデルや大規模データを扱う際の拡張性にも柔軟に対応します。また、データエンジニアやデータサイエンティスト、AIエンジニアが伴走し、オープンソースLLMによるファインチューニングやマルチAIエージェントなどを駆使して企業の生成AI活用をサポートします。インフラ面では、オンプレミスからパブリッククラウドまで多様な環境を選択でき、SCSKの高負荷ハウジングサービスやマルチクラウド接続サービスの活用を通じて、GPUサーバなどの高発熱機器の安定稼働と高いセキュリティを確保します。

SCSKは要素技術開発やシステム運用実績、アプリケーション開発、AI研究開発力を結集し、精度の高いAIモデル開発とビジネス変革の推進を支援します。2027年度末までに「NebulaShift ai」関連事業で100億円の売上を目指し、DX時代の要請に応えながら企業の成長と競争力向上に貢献していきます。

レポート/DXマガジン編集部折川

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