退職代行モームリを通じて、1,814名の新卒者が退職代行を利用し、そのデータから多くのトレンドと課題が浮かび上がっています。4月から2月までの新卒利用者数の推移を見ると、特に5月に298名、次いで4月に256名の利用がありました。この時期は新入社員が実際の労働環境に触れる中で、事前情報とのギャップを感じやすく、退職代行を利用する傾向が強いことがわかります。

調査の結果、サービス業が318名(17.5%)で最も多く、次いで営業職が222名(12.2%)、医療関連が144名(7.9%)と続きました。サービス業や医療関連職での人材不足や労働環境の悪さが、退職代行利用者の多さに影響を与えていると考えられます。

退職理由を分析したところ、入社から3か月以内の新卒者の半数は「入社前の契約内容と勤務実態の乖離」を挙げています。一方、入社後3か月を超えると「人間関係」や「パワハラ」の理由が増加傾向にあり、特に7月以降の退職者はこの傾向が顕著です。
2024年度の退職データからは、多くの新卒者が入社直後や長期休暇前後に退職代行を利用し、その理由には業務内容の差異や職場の人間関係が大きく影響していることが浮かび上がりました。詳しくは「株式会社アルバトロス」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松