パナソニック、⼤阪ガス、Daigasエナジーが業界初の混焼対応吸収式冷温水機を開発しました。混焼比0〜100%で運転でき、既設機はバーナと燃焼制御ユニットの交換だけで水素対応にリニューアル可能です。NOxは40ppm未満に抑制され、省エネとGX対応を同時に実現します。
短工期で既設を“水素対応”に変える仕組み

パナソニック空質空調社、⼤阪ガス、Daigasエナジーが共同で、吸収式冷温水機向けに水素と都市ガスの混焼対応技術を開発しました。混焼比は0%から100%まで任意に設定るマルチ燃料対応が最大の特徴です。新開発の「水素/都市ガス兼用バーナ」と「燃焼制御ユニット」により、燃料混合比率を設定するだけで運転モードを切り替えられます。従来は燃料ごとに専用バーナが必要でしたが、本技術で段階的な水素導入が現実的になります。
燃焼制御面では、混焼比や空調負荷に応じて燃焼用空気の流量を最適に制御することで、火炎温度上昇によるNOx発生を抑えています。さらに火炎温度を低減するバーナの組合せにより、排気中のNOx値を40ppm未満に抑制することに成功しました。また、燃焼用空気を精密制御することで排ガスの熱損失を抑え、高効率運転を維持します。これによりCO2排出の少ない水素の活用と省エネルギー運転の両立を図ります。
既設機のリニューアル性も重要なポイントです。都市ガス仕様の既設吸収式冷温水機は、本体の買い替えを伴わず、バーナや燃焼制御ユニット、必要な燃料配管の交換・追加のみで水素対応に改修できます。これにより短工期での導入や設備延命が可能になり、現場のGX対応を迅速化できます。パナソニックは吸収式冷温水機で国内トップクラスのシェアと50年以上の実績を持ち、Daigasグループは燃焼技術や空気比制御の知見を蓄積してきました。今後、3社で商品化に向けた検証を進めるとしています。
詳しくは「大阪ガス」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















