東欧アルバニアで、人工知能(AI)が閣僚として任命される世界初の試みが始まる。ラマ首相は11日、公共入札を監督する新閣僚に、生成AIによって生み出された架空の人物「ディエラ」を起用すると発表した。ラマ首相は声明で、「ディエラは物理的に存在せず、AIによって生成された初の閣僚だ」と説明。「アルバニアを100%腐敗のない国にする」と意欲を示した。
公共入札を巡る汚職が長年問題視されてきたアルバニアにおいて、AIを導入する狙いは透明性の確保だ。AI閣僚の名前「ディエラ」はアルバニア語で「太陽」を意味し、画面上ではアルバニアの伝統衣装をまとった姿で表示される。詳細な運用方法は未発表だが、議会の承認を経て正式に任命される見通しだ。
ディエラは既に今年1月から、オンラインでのデジタル公文書発行の仮想アシスタントとして活用されており、今回の任命はその役割を拡張する形となる。AI閣僚の導入が、公共サービスの効率化や汚職撲滅にどの程度寄与するかは注目されるところだ。アルバニアはこの先駆的な取り組みを通じて、政府の透明性向上に向けた新たなモデルを世界に示すことになる。






















