サッカー選手の感性を指標に、人工芝の性能を科学的に追求。住友ゴムと筑波大学との共同研究で“プレー性能”を定義し、年内に新製品発売へ。人工芝ピッチの品質と競技環境の向上が期待されます。
住友ゴム工業は、筑波大学体育系の小井土正亮准教授との共同研究を通じて、サッカー選手の視点から“プレー性能”を追求したロングパイル人工芝の開発に着手しました。選手が実際に感じるプレーのしやすさと、人工芝の力学的特性との関係性を解明するため、関東大学サッカーリーグ所属選手1973人を対象としたアンケート調査を実施。また、47の競技会場での感性評価および芝の構造特性の測定を行い、ショートパス、切り返し、シュートのしやすさなどが人工芝の構造とどう結びつくかを分析しています。
この研究で、「充填層が厚い芝」などボールの転がりやすさを制御する構造がプレーに与える影響が明らかになりました。住友ゴムはこの知見を踏まえて、新たな人工芝仕様の設計を進めており、“身体への負担軽減”と“プレー性能の発揮”を両立する製品として、年内の発売を予定しています。
詳しくは住友ゴム工業株式会社公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















