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クラウド後発からAIインフラの主役へ オラクル、巨額投資と提携で存在感を一変

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米オラクルは近年、AIとクラウドインフラの分野で大規模な投資と発表を相次いで行い、“クラウド後発組”と見られていた評価を一変させつつあります。公式プレスリリースを通じて示された取り組みは、同社がAI時代のインフラ主役を目指す明確な転換点となっています。

巨額投資によるAIインフラ強化

オラクルは2025年、ドイツに20億ドル、オランダに10億ドルを投資し、AIとクラウドインフラを拡張する計画を発表しました。これにより欧州全体でのOCI(Oracle Cloud Infrastructure)の強化が進み、生成AIやエンタープライズAIを支える基盤としての地位を高めています。

AI企業・モデルの採用拡大

AIスタートアップや企業との協業も拡大しています。たとえば、Seekrが信頼性あるAIサービスを提供するためOCIを採用したことや、xAIのGrokモデルがOCI上で利用可能となった事例は、オラクルがAIインフラの実用的な選択肢として選ばれていることを示しています。

技術強化とパートナーシップ

オラクルはNVIDIAと協業し、OCI上でエンタープライズ向けAI推論の高速化を推進しています。また、Exadataの分散クラウド機能を発表し、ミッションクリティカルなAIアプリケーションに必要な高可用性とパフォーマンスを提供する体制を整えました。

産業分野へのAI応用

クラウド基盤の強化に加え、オラクルはアプリケーションレイヤーでもAIの適用を進めています。Fusion Cloud ApplicationsにAIエージェントを組み込み、HR業務の生産性向上を支援する機能を発表。さらに医療分野では「AI Center of Excellence」を設立し、患者ポータルに新たなAI機能を追加するなど、業界特化型の取り組みも加速しています。

市場からの評価

2025年9月には、オラクルが「分散ハイブリッドインフラ分野」でGartnerのMagic Quadrantにおいてリーダーとして認定されました。AI対応クラウド基盤の性能・可用性が第三者機関から評価され、同社の戦略転換を裏付けています。

オラクルは、クラウド市場では後発と見なされてきましたが、AI時代の到来とともに投資・技術・業界連携を通じて存在感を急速に高めています。今回の一連の発表は、オラクルが“AIインフラの主役”として新たなポジションを確立する転換点となるものです。

詳しくは「オラクル」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 小松

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