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約7年ぶりに米国政府閉鎖で混乱 職員が自宅待機や一時解雇

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米国連邦政府は1日午前0時(日本時間同午後1時)過ぎ、連邦議会で予算案が可決されず、約7年ぶりに政府閉鎖に突入しました。数十万の職員が自宅待機や一時解雇に直面し、行政サービスの継続性が問い直されています。DXの視点で読み解くべき事実とは何かを整理します。

政府閉鎖が浮かび上がらせた行政の“デジタルと非デジタル”の境界

連邦議会では9月30日の深夜まで交渉が続きましたが、政府予算を維持するために必要な案が成立しませんでした。上院での審議では、共和党が提出した短期の歳出案が賛成55、反対45で否決され、上院で法案を成立させるために必要な60票という制度上のハードルが影響しました。共和党が上下両院を掌握する状況でも、与野党の支持が得られない限り予算成立は難しいという構図が浮かび上がりました。

閉鎖に伴い、数十万から約80万人以上に上る連邦職員が一時的な休職や出勤停止の対象となる見通しです。過去の閉鎖では、国立公園や博物館の閉鎖に加え、航空運航や関連業務で遅延が生じた事例があり、官民双方に影響が波及する可能性があります。重要業務と位置づけられる国境警備や入院医療、法執行、航空管制などは継続される見通しですが、一部の手続きやサービス提供が遅延する可能性が指摘されています。

主要な対立点は健康保険制度への支出をめぐる扱いです。民主党は、年末に失効予定の健康保険補助金の延長を歳出法案に含めることを求めています。これに対して共和党は補助金を「高額」として批判し、適格性基準の厳格化などを提案する議員もいます。こうした費目を巡る意見の相違が、妥協形成を難しくしていると伝えられています。

統領は閉鎖に関して、今回の議論で取り上げられている給付や人員整理について発言しています。関係者の発言は党派間で責任を相手側に求める構図を示しており、交渉は膠着状態にあると報告されています。過去には重要業務従事者が無給で勤務を継続し、その他の職員が一時休暇となるケースがあり、後日支払いが行われた事例もあります。

今回の閉鎖がどの程度続くかは不透明です。前回の長期閉鎖(2018年末から2019年1月までの36日間)を踏まえ、関係者や分析者は影響の規模と期間に注目しています。政府機能の段階的な復旧と、国民生活への影響の最小化に向けた議会と行政の対応が今後の焦点となります。

今回の閉鎖は制度設計と政治運営の脆弱性を浮き彫りにしました。再開に向けた交渉と、国民生活への影響の最小化が最優先です。

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