ROUTE06は要件定義に特化した生成AI「アクシム(Acsim)」の中核技術で特許出願を行いました。ヒアリングの構造化からプロトタイプ自動生成、稟議資料の定量化、設計書の自動出力まで一貫支援し、属人性を排して上流工程の品質とスピードを両立させる狙いです。
Acsimが変える要件定義の現場
ROUTE06が提供する生成AIプラットフォーム「Acsim」は、要件定義の再現性と信頼性を高めるために設計されています。2025年9月に発表された今回の特許出願は、同社がAIによる要件定義支援の中核技術を知的財産として保護し、業務支援の標準化を目指す意図を明確に示すものです。要件定義は国内の上流工程で大きな市場規模を占め、属人性がプロジェクトのQCDに影響を及ぼしてきました。Acsimはこの課題に対し、ヒアリング内容をAIが論理的に構造化し、現状の業務フローを自動生成することで、見落としや解釈のずれを減らします。
さらにAcsimはAIエージェントによる改善方針や計画提示を行い、未経験者でも抜け漏れなく設計に必要な観点をカバーできます。設計プロセスの早い段階でUIや機能のプロトタイプを即時生成できる点も特長で、関係者間の認識齟齬を未然に防ぎレビューを加速します。加えて、稟議に必要なコスト削減効果や業務効率化の定量指標をAIが算出し資料化することで、意思決定と投資判断の迅速化に寄与します。
最終的には、業務フロー、ユースケース、画面一覧、機能一覧など要件定義に必要な設計書を共通フォーマットで自動出力し、生成した設計情報を構造化データとして蓄積します。これにより実装やテストといった後続工程でも再利用が可能となり、開発全体の生産性と品質向上が期待されます。ROUTE06取締役の松本均氏は、要件定義の属人性と曖昧さを解消する仕みの提供を今回の特許出願の目的と述べ、SIerや企業IT部門、DX推進者と協働し標準化を進める方針を示しています。
・編集者コメント
Acsimは要件定義という上流工程の属人性をテクノロジーで埋める挑戦です。特許出願は標準化に向けた重要なステップになり得るのでしょう。
詳しくは「ROUTE06」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















