TISが2025年10月23日から、海外拠点を含むグループ全体のIT統制を一気通貫で支援する「ITガバナンス計画・実行支援サービス」を提供開始しました。英語・中国語に対応した現地調査を行い、事業戦略と整合した中期ロードマップまで策定する点が最大の特徴です。海外展開が進む企業にとって必読の新サービスです。
サービスの全体像と現地対応で実効性を担保する狙い
TISインテックグループのTIS株式会社は、グループ会社全体のIT統制やガバナンス統制に課題を抱える企業向けに、現状調査から中期計画の策定、システム構築や運用まで一気通貫で支援する「ITガバナンス計画・実行支援サービス」を2025年10月23日から提供開始しました。このサービスは、海外拠点を含むグループ全体のIT環境を可視化し、グループ横断で統一的なガバナンス統制を構築することを目的としています。提供価格は都度見積もりですます。
最大の特徴は、英語・中国語での現地調査に対応する点です。従来、海外現地調査はコストやリソースの面で後回しになりがちでしたが、TISは現地での実態把握を重視します。各拠点の運用実態やセキュリティ対策のばらつきを現場で確認し、その情報をもとに地域性を踏まえた具体的かつ実効性の高いITガバナンス方針を策定します。これにより形骸化しにくい、自律的な運用体制の構築を目指します。
また、TISは過去の大手製造業などでの支援実績を背景に、事業戦略と整合した中期ロードマップを提示できる点をアピールしています。サプライチェーンを狙うサイバー攻撃の事例が示すように、一拠点の脆弱性がグループ全体に波及するリスクは現実的です。TISはグループ横断でのリスク低減とガバナンス向上を図るため、IT企画から役員報告まで幅広く支援するとしています。東南アジア・中国地域をはじめとする海外拠点の支援を強化し、2030年までに10社導入を目指す計画です。
詳しくは「TIS株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















