カンムは2025年10月、VisaがEMVCo準拠で公表した「クリック決済」をバンドルカードに国内で先行導入しました。カード番号入力不要で決済時間短縮や不正抑止が期待され、2025年7月時点で1,300万ダウンロードを達成した同サービスの対応は、国内ECの決済体験を大きく変える可能性があります。
国内ECの課題を解く「クリック決済」とバンドルカードの狙い
Visaが2025年9月16日に発表した「クリック決済」は、EMVCoの国際標準に準拠したオンライン決済ソリューションです。ユーザーはカード番号や有効期限の手入力をせずに購入手続きを完了でき、Visaトークンサービスを用いることでVisa Secure(EMV 3-Dセキュア)やVisa Payment Passkeyと統合して利用。カンムは2025年10月15日に、自社の主力サービスであるバンドルカードに他社に先駆けてこの仕組みを導入すると発表しました。なお、プレスリリースで明確に示されているのはバンドルカードでの対応であり、Poolについての同時導入の明記はありません。
海外の導入事例として、Just Eat Takeaway.comの報告では不正利用が50%削減、承認率が8%改善、決済時間が従来の約1/4になったとプレスに記載されています。これらの効果は、かご落ちの改善や入力エラー削減、不正コスト低減といった日本のEC事業者が直面する課題に直結します。カンムは2025年7月時点でバンドルカードが1,300万ダウンロードを達成しており、そのユーザーベースと技術対応力を活かして加盟店への導入を先導する意向です。
導入により、加盟店に事前登録されたカードとクリック決済に登録されたカードの併用が可能になる点も消費者の支払い選択肢を広げます。カンムはこの取り組みを通じ、国内EC業界の決済体験を次のステージへ引き上げることを目指すと表明しています。今後、複数の決済事業者を通じた加盟店展開が進めば、日本国内でも決済体験の進化が加速する見込みです。
詳しくは「株式会社カンム」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















