AIに指示を与えてゲームを動かす──そんな新しい競技が登場しました。Playfinity、D4エンタープライズ、ABCの3社が共同で立ち上げた「Prompt League X」は、プロンプト技術を可視化し、教育や採用にも活用できるeスポーツプラットフォームを目指します。あなたのプロンプト設計力はスコアになるでしょうか。
AIプロンプトで競う新しいeスポーツの構造と意義
Prompt League Xは、AIがレトロゲームを操作し、プロンプト(指示)を設計するプレイヤーがそのスコアを競う新たなeスポーツ事業です。Playfinityが大会運営と配信企画を担当し、D4エンタープライズがレトロゲームアーカイブ「PicoPico」から競技タイトルを提供・監修、ABCがAI制御やデバイス制御のシステム開発を担う3社協業で進められます。従来のプレイヤー操作中心の競技と異なり、本競技は「プロンプトエンジニアリング」を競技軸に据える点が特徴です。
初回シーズンは2025年内に開幕予定で、賞金総額100万円を掲げたシーズン制トーナメントを実施します。参加者はAIの挙動を引き出すためのプロンプト設計を行い、その結果として生成されるスコアを比較します。レトロゲームという普遍的な題材を用いることで、世代や国境を越えた参加や観戦を見込めることも強みです。大会運営側は教育・研究・採用などでの技術評価基盤としての活用も想定しており、単なるエンタメに留まらない応用面を打ち出しています。
注目すべきはアンバサダーに元Tenstorrent CCOのデビット・ベネット氏が就任した点です。ベネット氏のグローバルな知見とネットワークを活用し、国内外での展開や産業界とのパートナーシップ構築を速させる狙いがあります。さらに運営側は、将来的にブロックチェーンを用いた公式スコア制度や国際大会の開催なども視野に入れており、AIスキルの可視化と公正な評価基盤の整備を進める計画です。
Prompt League Xは、生成AI時代に求められるプロンプト設計力を「遊びながら学び、スコアで示す」新たな仕組みとして提示します。事前登録は公式サイトで受け付けており、初回シーズンに向けた動きが本格化しています。レトロゲームの親しみやすさとAI技術評価の実用性を掛け合わせた試みが、どのように普及し、どの層に響くのか注目されます。
詳しくは「ABC株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















