合同会社ソレイユの調査で、50代以上・ゴルフ歴10年以上の男性の約75％が「若い頃よりドライバー飛距離が落ちた」と回答しました。データ計測と個別プログラムによる可視化が、投資意欲を引き出す鍵です。
調査が示す現状とDXでの処方箋
合同会社ソレイユが実施したインターネット調査（調査期間：2025年10月31日〜11月4日、回答数331名）では、ゴルフ歴10年以上の50代以上男性の65%以上がドライバー平均飛距離「220ヤード未満」と答え、74.9%が「若い頃より落ちた」と自覚していることが明らかになりました。これはシニア層における飛距離低下が多数の実感を伴う現象であることを示しています。まずは現状を正確に把握することが出発点です。
調査はまた、飛距離が伸びた・変わらない人の66.3%が特に対策をしておらず、対策実施者は主に「筋力トレーニング（22.9%）」「可動域・柔軟性を改善するストレッチ（16.9%）」を行っていると報告しています。実際に効果があったと感じるのは「筋力トレーニング（35.7%）」「可動域改善ストレッチ（25.0%）」が上位で、改善したい要素は「ミート率（51.4%）」「可動域・柔軟性（42.3%）」「筋力（36.9%）」でした。一方で「投資する価値は感じない」が58.3%と高く、月1万円以上を投じる意向は約1割（13.9%）に留まっています。
こうした実態を踏まえ、Precise Golf Lab 新宿御苑前が示す解のポイントは「データに基づく可視化」と「実践に結びつく改善メニュー」の両立です。施設が導入するトラックマン4や傾斜プレート付きシミュレーターによる弾道・打点などの正確なデータは、ミート率や打ち出し角といった指標を明確にします。これにパートナーストレッチや筋力メニューを組み合わせ、短期での変化を体感させる診断→改善→再評価のサイクルを作ることが、投資に慎重なシニア層の信頼を得る要件です。
事業側の示唆としては、完全個室・通い放題の提供やデータを基にした「納得型トライアル」で初期の不安を下げ、成功事例を提示してサブスク化を進めることが有効です。調査で示された数値（220ヤード未満、74.9%、66.3%、22.9%、16.9%、35.7%、25.051.4%、42.3%、36.9%、58.3%、13.9%）を起点に、会員の改善記録を蓄積して示せれば、月1万円以上を支払う層の拡大も狙えます。
詳しくは「合同会社ソレイユ」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部
