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九州の92駅で“かざすだけ”になると、通勤ラッシュの改札滞留はどれだけ減る?

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JR九州は、三井住友カードの公共交通機関向けソリューションであるstera transitを活用したタッチ決済の実証実験を終了し、2026年4月1日から本格導入します。対象は鹿児島本線の門司港駅から久留米駅までの49駅を核に、2026年秋頃に香椎線の西戸崎駅から宇美駅、福北ゆたか線の折尾駅から博多駅、若松線の若松駅から折尾駅を加え、計92駅で利用可能となります。鹿児島地区の指宿枕崎線、及び大分地区の日豊本線と久大本線での実証は終了し、エリアを福岡都市圏中心に再編します。訪日外国人や日常利用者の利便性向上を狙い、改札でカードやスマートフォンをかざすだけで入出場が完了します。

実証実験は2022年7月、JRグループで初めてクレジットカード等のタッチ決済を鹿児島本線の5駅で開始し、その後段階的に拡大してきました。2023年には鹿児島本線の門司港駅から久留米駅、香椎線の海ノ中道駅まで、2023年10月には指宿枕崎線、2024年11月には日豊本線と久大本線を追加し、合計84駅で運用してきました。今回の本格導入により、運用ノウハウを基に都市圏の主要線区での利便性を高め、より安定したサービスへ移行します。改札の通過時間短縮や現金の取り扱い削減により、駅運営の効率化も見込まれます。

利用方法はシンプルです。入場と出場の各場面で、自動改札機または専用端末にタッチ決済対応カードやカードが設定されたスマートフォンをかざすだけで利用できます。対応ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯で、全対象駅で利用可能です。サインや暗証番号は一定金額以下では不要で、スムーズかつ安全に決済が完了します。履歴確認はQUADRACのQ-moveサイトで会員登録後に可能です。企業の出張や通勤精算では、この履歴を活用したガイド整備が実務上のポイントになります。

導入基盤のstera transitは、三井住友カードが提供する決済プラットフォームsteraを公共交通向けに最適化したソリューションです。現金や事前チャージが不要になり、感染症予防やインバウンド受け入れ環境の整備、地域のキャッシュレス推進に寄与します。本格導入に際しては、駅の案内表示や多言語ガイダンスの強化、障害発生時の案内手順の標準化が重要です。利用者側は対象線区と導入時期を確認し、特に2026年秋頃の拡大タイミングに合わせてカードやスマートフォンの設定を準備すると円滑です。

今回の連携には、JR九州に加え、三井住友カード、JCB、日本信号、QUADRACが参画しています。日本信号は自動改札機や専用端末の実装で重要な役割を担い、QUADRACは決済と認証のプラットフォームを提供します。事業者間の分業体制により、改札一体型、ポール型、専用端末のみなど駅環境に合わせた設置形態で柔軟に対応します。鉄道のキャッシュレス化はMaaSやスマートシティの基盤にもつながるため、地域交通のDXを前進させる取り組みといえます。

詳しくは「三井住友カード株式会社」の公式ページまで。

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