MENU

ニュース

中高生のスマホ平均5〜7時間の現実、ソニックの新ブランドで勉強時間はどこまで増やせる?

  • URLをコピーしました!

株式会社ソニックは、デジタル機器の過剰利用が集中力や学習習慣に与える影響に向き合い、新ブランド「デジトックス」を立ち上げました。理念は「テクノロジーとの健全な距離感をデザインする」です。スマホを完全に排除するのではなく、計画的な使用制限で生活リズムを整える方針です。第一弾の「ブロックケース」は、カギ付のロックケースで誘惑からの距離を物理的につくります。カギは別室に置く前提で、ケースの蓋を閉めるだけで自動施錠されます。取り出すには別室のカギを取りに行く必要があり、20秒以上の手間が行動抑制につながるという「20秒ルール」を応用しています。もう一つの「ザ・ルーティン」は、時間によるコントロールで学習と休息のリズムを支えます。毎日決まった時間帯に自動ロックする「ルーティンモード」と、今から何分と決めてロックする「タイマーロックモード」を備えます。開始時刻にスマホが未収納なら光と音で促し、解除時刻になると自動で解錠されます。時計表示やロックを伴わないタイマー、緊急時リセットなど安全面にも配慮があります。

背景には、スマホ依存の深刻化があります。10〜20代で依存傾向が強く、中高生の利用は平均1日5〜7時間との報告があります。スマホやSNSの過剰利用が、集中力低下、学習習慣の乱れ、睡眠不足、メンタル不調の一因となる点が課題視されています。世界では学校でのスマホ規制が広がり、米国では26州が規制を法制化、欧州ではフランスやオランダが校内禁止、イタリアは14歳未満全面禁止を提案し、欧州委員会が方針を検討中とされています。オーストラリアでは16歳未満のSNS禁止法が施行されました。日本でも愛知県豊明市が「1日2時間まで」の条例を施行するなど、距離を保つ潮流が進んでいます。また、スマホは操作していなくても存在だけで認知能力を下げる影響が示されています。テキサス大学の研究では、スマホを机上に置くほど成績が悪化し、別室に置くと良好という結果が示されました。北海道大学の検証でも注意が損なわれる可能性が確認されています。目的が勉強系アプリであっても、取り出す瞬間がSNSへの脱線につながるため、そもそもの接触機会を減らすことが重要になります。こうした知見に対して、物理的に「手間」を設けるか、時間で「習慣」を固定するかという二つのアプローチで、接触の起点を断つのが「デジトックス」の狙いです。

発売第一弾の設計は、受験期の行動に直結します。ブロックケースは「今すぐ触れない」を確実にし、ザ・ルーティンは「夜更かしの抑制」と「勉強時間の確保」を同時に支えます。開始時刻に収納を促す通知、解除の自動化、緊急時のリセットなど、現実的な運用を担保する仕様も示されています。株式会社ソニックは、長年の学習サポート用品の開発経験を生かし、スマホと学習の接点を実務的に再設計しました。目指す姿は「人とテクノロジーの健全な距離」で、自分らしい成長を支える社会の実装です。2026年2月の市場投入により、家庭と学校の双方で取り入れやすい仕組みが整います。スマホを敵にせず、距離をデザインする発想が、学習の質を底上げする基盤になります。

筆者見解
物理と時間の二枚看板は、意思の強さに頼らない実装です。接触の起点を潰す設計は、脱線の連鎖を断ち切る即効性があります。
存在だけで注意を奪うスマホの性質に、別室鍵と自動ロックで対処する設計は合理的です。習慣化の支援機能も、受験期の規律回復に適合します。

詳しくは「株式会社ソニック」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部

シェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • 週刊SUZUKI
  • 日本オムニチャネル協会
  • 公式LINEメンバー

お問い合わせ

取材のご依頼やサイトに関するお問い合わせはこちらから。

問い合わせる