MENU

ニュース

JR西日本、新幹線で顔認証乗車を実証 新大阪駅で検証、2026年内本格導入へ

  • URLをコピーしました!

西日本旅客鉄道株式会社は、新幹線での顔認証乗車の本格導入に向け、新大阪駅での実証を実施すると発表しました。券売機や改札機のハード更新を前提とした次世代改札の検証を進め、2026年内の本サービス化を目指します。事前に顔画像を登録し、きっぷやスマートフォンを取り出すことなく改札を通過できる仕組みで、混雑時のスムーズな入出場と利便性の向上を狙います。実証はJR西日本のエリアにおける「Smart EX」などの予約サービスと連携し、本人認証の確実性、通過速度、運用性を検証します。セキュリティ、プライバシー保護、機器の耐久性や保守性も確認項目に含め、課題抽出と改善を重ねます。

今回の実証は、顔認証の本人照合精度と改札通過のスループットを重視した設計で行われます。登録した本人以外は通過できないことを前提に、なりすまし耐性の検証も進めます。改札通過時の案内表示や係員対応の手順も評価し、現場オペレーションに与える影響を把握します。顔認証の登録は任意で、利用者が自ら同意して参加する形となり、登録データの管理方法や保持期間、第三者提供の有無など、取り扱いルールの明確化も確認されます。加えて、多様な年齢層や利用シーンでの通過性を測り、車いす利用や大きな荷物を持つケースなど実環境に即した検証を行います。

JR西日本はこれまで在来線でQRやICを活用したスピード改札の取り組みを進めてきました。新幹線での顔認証導入は、きっぷレスの利便性をさらに高める取り組みです。紙券やコード提示の手間をなくすことで、入場時の滞留を抑え、ピーク時間帯の混雑緩和が期待されます。駅係員の改札応援や誘導業務の負荷軽減にもつながり、駅運営の効率化が見込まれます。機器側はカメラ一体型の新型改札ユニットを想定し、従来の読取部との共存や段階的な更新を検討します。視認性やカメラ角度、照明条件の違いに対する認証安定性の評価も重要なテーマです。

プライバシー保護に関しては、顔情報の取り扱いを厳密に管理し、登録や利用の同意、削除手続きの明確化を進めます。不正利用の抑止と誤認証時の救済フローを合わせて設計し、安心して使える体制を整えます。通信の暗号化や機器内処理の範囲など、技術的安全対策も点検項目です。加えて、災害時や通信障害時のフェイルセーフや迂回動線、有人改札との連携を含む運用手順も検証対象とします。目標は、利便性と安全性を両立させた上での本格運用であり、段階的なエリア拡大の判断に資するデータの蓄積です。

西日本旅客鉄道株式会社は、実証で得られた知見をもとに、2026年内の新幹線での顔認証乗車サービス提供を目指します。高頻度利用者の体験価値を高めるだけでなく、訪日客を含む多様な利用者にとっての分かりやすさとスムーズな導線を実現する構想です。整備と運用の両面から課題を洗い出し、駅設備やデジタルサービスの進化とともに、安心で快適な移動体験の提供につなげます。今後のスケジュールや対象駅の拡大計画など、詳細の続報が注目されます。

詳しくは「西日本旅客鉄道株式会社」の公式ページまで。

シェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • 週刊SUZUKI
  • 日本オムニチャネル協会
  • 公式LINEメンバー

お問い合わせ

取材のご依頼やサイトに関するお問い合わせはこちらから。

問い合わせる