バチェラーデートは2022年12月5日、恋活婚活系のマッチングアプリ疲れに関する調査結果を発表しました。マッチングアプリの利用経験がある男女434人を対象に、マッチングアプリを使い続けることで感じるストレスの有無などを聞いています。
何らかの原因でマッチングアプリの使用にストレスや疲れを感じたことがあるかを聞いた結果、どんなときにストレスを感じるかを聞いた結果が図1です。
マッチングアプリ疲れを感じた経験があるのは、男性で89.2%、女性で91.6%という結果でした。恋愛婚活系のマッチングアプリを利用する人の大半がストレスや疲れを感じていることが分かります。
ストレスや疲れをどんなときに感じるのかは、男女とも「メッセージのやりとり」がもっとも多く、男性で66.2%、女性で77.8%という結果でした。
ではメッセージのやりとりでストレスや疲れを感じるのは、具体的にどんなやりとりのときか。その結果が図2です。
メッセージのやりとりにストレスや疲れを感じると回答した人に理由を聞いたところ、1位だったのは男女とも「ありきたりな内容のやりとり」でした。具体的には同じ自己紹介の繰り返し、同じ質問ばかりで疲れるという声が多くありました。定型文のようなやり取りに疲弊するケースが多いことが分かります。
男性に限ると、「なかなかデートに繋がらない時」や「返信がこない、既読無視される、音信不通になる時」の割合が女性より高くなっています。コミュニケーションを主体的に取ろうとするからこそ、なかなかデートに繋がらない、結局会えないことがストレスや疲れの原因になっているようです。
女性に限ると、「返信しないといけないことに負担を感じる」「複数人とのやりとりが疲れる」などの割合が高くなっています。アプローチされることで発生するやりとり、もしくはその内容で疲れやストレスを感じる人が多いようです。
男女とも「メッセージで相手からきた内容が本当かどうかわからない」の割合も高くなっています。メッセージの内容を信頼できるか、ありきたりではなく相手にパーソナライズされたメッセージになっているか否かが大切であることが窺えます。
その他、「いきなりデートに誘うと返信が無くなりそうなのでタイミングを図るのが面倒」や「どう思われるか不安なので、自分のキャラを出せない」などの声もありました。必要以上に気を使ったり、手探りをしたりする必要が生じているようです。
マッチングアプリ疲れを引き起こす、建設的とは言い難いメッセージのやりとりの時間は、「1度も会ったことのない人とのメッセージ」だからこそ起こり得ると考えられます。マッチングアプリ特有の背景が大きく関係すると推測されます。
実際に相手と会ったとき、これまでのメッセージとのギャップを感じるかどうかを聞いた結果が図3です。
「ほとんど感じる」と「半分くらい感じる」がもっとも多く、ともに31.3%を占めます。「毎回感じる」(6.5%)と「少し感じる」(20.3%)を合わせると、約9割の人が何かしらのギャップを感じていることが分かります。
長い時間かけてメッセージをやりとりして会ったとしても、半分以上の出会いにギャップを感じてしまう現実があること分かります。
具体的にどんなギャップを感じたのかを聞いた結果が図4です。
1位は男女とも「価値観があわなかった」でした。メッセージのやりとりだけではお互いの価値観まで探ることはできないようです。「メッセージと対面のコミュニケーションの取り方が違った」「写真と実際の見た目が違った』と続きました」の割合も男女とも高くなっています。
具体的なエピソードを聞いたところ、「結婚に対する意識が感じられなかった」「イメージよりも話してみたら子供っぽかった」「メッセージではテンポが良かったが、実際に会うと喋らない人だった」などがありました。プロフィールやメッセージの情報をもとに、期待する人物像ができあがりやすいことが推察されます。その結果、期待値ばかり上がり、実際に会ったときにギャップにつながるのではと考えられます。 なお、恋愛婚活系のマッチングアプリを使ったことのある男女400人に、アプリの利用期間や1カ月あたりにメッセージをした人数、デートにつながった任数などを聞いています。それらの結果が図5です。
具体的なエピソードを聞いたところ、「結婚に対する意識が感じられなかった」「イメージよりも話してみたら子供っぽかった」「メッセージではテンポが良かったが、実際に会うと喋らない人だった」などがありました。プロフィールやメッセージの情報をもとに、期待する人物像ができあがりやすいことが推察されます。その結果、期待値ばかり上がり、実際に会ったときにギャップにつながるのではと考えられます。 なお、恋愛婚活系のマッチングアプリを使ったことのある男女400人に、アプリの利用期間や1カ月あたりにメッセージをした人数、デートにつながった任数などを聞いています。それらの結果が図5です。
マッチングアプリの平均利用月数は6.4カ月、1カ月あたりにメッセージした人数の平均は5.0人でした。デートにつながった人数の平均は2.3人でした。
1日あたり1人に費やすメッセージ時間の平均は約10分で、3日に1回メッセージしたとしても、30分程度費やしていることが分かりました。
なお、メッセージをしても会えなかった人に費やした時間は月平均11時間、会ったが好みではなかった人に費やしたメッセージ時間は月平均7時間でした。これらを合算し、好みの人と出会えず、メッセージに費やして無駄になった時間(恋活ロストタイム)は、1カ月あたり平均18時間に及びます。利用期間中の合計にすると、約115時間にもなります。
恋愛婚活系のマッチングアプリを利用する人の多くが、無駄な時間を割いていることが分かります。マッチングアプリを使い、ギャップのない人と実際に会うのはハードルがかなり高いことが窺えます。
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