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日本情報通信、基幹システム向けクラウドの災害対策機能を強化

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日本情報通信は、基幹システム向けのクラウドサービス「NI+C Cloud Power」のシステム基盤に、ストレージ「Dell EMC PowerMax 2000」と災害対策ソリューション「Dell EMC SRDF(Symmetrix Remote Data Facility)」を採用しました。ストレージなどを提供するデル・テクノロジーズが2021年2月17日に発表しました。

 基幹システムが震災などの影響で停止しないようにしたのがポイントです。Dell EMC SRDFは数秒でデータを複製するレプリケーション機能を備え、今回のシステム採用により、遠隔地などに設置した別システムにデータを手間なく複製できるようにしました。稼働中のクラウド環境が被災して停止したとしても、遠隔地に退避した別システムを使って基幹システムを継続的に利用することができます。
図1:システムの構成例

図1:システムの構成例

 遠隔地などとの2拠点間で、データを非同期に複製することも可能です。2拠点間のデータを完全に同期させると、高速なネットワーク帯域を確保しなければならないなどの問題がありますが、非同期ならネットワーク帯域を効率よく利用できます。もっともデータを完全に同期しないため、わずかではあるもののデータが消失するといったデメリットもあります。  日本情報通信とデル・テクノロジーズは今回の導入に際し、デル・テクノロジーズの検証センターで機能検証や性能試験を数カ月間実施してきました。NI+C Cloud Powerを大阪と横浜の拠点間で安定的に運用できるかを調べ、十分なサービス品質を提供できると判断し、今回の採用に至りました。  NI+C Cloud Powerに本ソリューションを採用したことで、仮想サーバーからローカルストレージへのデータ書き込みとほぼ同時に、遠隔地にあるストレージにデータを転送できるようになりました。これまで課題だった、データを更新していない状態(静止点)にデータを複製するといった運用上の制約がなくなりました。

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