ネットマーケティングは2022年12月27日、恋愛トレンドに関する調査結果を発表しました。同社が運営する恋愛マッチングアプリ「Omiai(オミアイ)」のユーザーデータをもとに、相手に求める年齢や年収などを探りました。
恋愛マッチングアプリを利用する人は、何歳くらいの相手を探しているのか。相手の希望年齢をまとめたのが図1です。
男性が検索する場合、20代男性は自身の年齢から上下3~4歳までを対象年齢にしている傾向があります。30代を超えると、同い年以下を好む傾向になります。
自分の年齢が上がるにつれ、望む年齢差も大きくなります。ひと回り年下の相手を検索する人も増えます。40歳を境に、同い年すら検索対象外になっています。男性の場合、”若い女性を好む”というイメージは30代以降の男性から特に当てはまるようです。
女性の場合、4~7歳上まで年上の相手を検索する人が多くいます。この傾向は、女性自身の年齢によって変わることはありません。ただし、20代半ば以降になると、年下男性を探す割合が徐々に増加します。男性同様、年齢を重ねることで年下を望む気持ちが芽生えるようです。
相手の年収はいくら以上を望むのか。年収に関する傾向をまとめたのが図2です。
検索条件に年収を利用するのは圧倒的に女性です。男性が年収を検索条件にする割合は2.4%にとどまります。
では女性は相手に対し、いくら以上の年収を望んでいるのか。年収500万円以上を検索条件にする割合が高くなっています(全年代の平均は23.6%)。「年収500万円以上」が相手を探す際のボーダーラインになっていることが読み取れます。
なお、30代以降になると年収はさらに上がります。年収800万円以上の割合(30歳以上の平均28.0%)が増加します。
どんな仕事に就いている人を望んでいるのか。検索条件上位の人気職業ランキングが図3です。
男性が検索条件で指定する職業で多いのは、「看護師」「薬剤師」「医師」「歯科医師」です。女性も「医師」「歯科医師」を条件にする傾向があり、医療関係の職業を望む人は男女ともに多いようです。
男性の場合、ほかには「客室乗務員」「受付」「秘書」などの女性の活躍が目立つ職業を条件にするケースが目立ちます。「栄養士」「調理師」など、実生活に役立つ職業も上位に入っています。
女性の場合、「外資系金融」「銀行証券・保険」などの金融マン、「消防士・レスキュー隊」や「機械・自動車メーカー」「電機・電子メーカー」など、男性の活躍が目立つ分野で“頼れる”職業を望む傾向があります。“女性は華やかな職業がモテる”“男性は稼げる職業がモテる”という時代では必ずしもないようです。
恋愛マッチングアプリを利用する人は、いつマッチングしているのか。日別の利用推移をまとめたのが図4です。
2021年9月から2022年9月までのデータをもとに、ユーザーがマッチングしている日を調べたところ、マッチング、メッセージ件数ともに多いのは土日祝日です。利用頻度の高い9月18日と3月21日はともに3連休中でした。5月5日もゴールデンウィークの最終日でした。一方、意外な日として、6月19日(父の日)もマッチング数が増えていました。
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