凸版印刷は2022年10月13日、企業のOJTを支援するソリューション「SODACHi&(ソダチト)」を発表しました。人材育成に関わる人同士のコミュニケーションを促進し、企業の人材育成活動を支援します。2023年2月から本格的に販売する予定で、2022年11月よりβ版の無償提供を開始します。
「SODACHi&」はOJTによる人材育成を支援するためのソリューション。OJTに必要な機能や育成に関わる対話をデジタルで支援します。
コーチやメンバー、人材育成の管理者といった育成に関わる人のコミュニケーションを活性化する機能を備えます。例えば「1on1ボード」機能は、コーチとメンバーによる対話で成果などを共有できるようにするもの。「グループボード」機能はメンバー同士で設問回答ごとにコメントし合うもの。他メンバーの違った視点や意欲を知ることで成長を促進させます。
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成長や育成の進捗を可視化する「ダッシュボード」機能も備えます。メンバーは自身の成長、コーチは担当メンバーの状況を把握でき、反省や次の行動に活かせます。人材育成の管理者はメンバーとコーチのやり取りなどを俯瞰して把握できます。こうした内容を育成計画策定や運用の効率化に活かせます。
そのほか、メンバーが設定した自己目標に対し、「経験学習サイクル」に基づいたタイミングで内省を促す設問を自動的に配信する機能も装備。設問に回答することで振り返り(内省)を促し、実務における目標達成への教訓・応用を得ることで成長を促すようにします。
2022年11月よりβ版の提供を開始します。利用価格は試験提供となるため無料です。2023年2月の本格販売時の想定価格は1IDあたり2000円からを予定します。なお、初期費用が別途必要です。
同社は「SODACHi&」を2023年2月から本格販売し、2027年度までに約5億円の売上目標を掲げます。今後は、蓄積するデータをもとにAI技術を使い、独自性の高い学びや成長のアルゴリズムを導出する考えです。一人ひとりの成長に寄り添い、成長し続ける社員・組織づくりを支援するサービスへの発展を目指します。
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