調査会社の富士経済によると、サービスロボットの世界市場規模は2021年時点で2兆7410億円、2030年には5兆7628億円になると予測されます。こうした中、同社はロボットの導入を検討する企業や、ロボットを開発するメーカーなど向けのサービスを軸とする「ロボットインテグレーター(RI)戦略」を打ち出しました。サービスロボットの知見と膨大なロボット稼働データ、さらには世界的なネットワークといった同社の強みを活かしたビジネスを展開します。
3つのサービスを提供します。
・導入事業者向けにロボット導入のコンサルティング&アウトソーシング
さまざまな課題に直面する事業者に対し、同社の知見と膨大なロボット稼働データ、さらにはロボット・AIなどの最先端テクノロジを活用した最適なソリューションを提案し、導入をサポートします。
・メーカー向けに新たなサービス・ロボットの開発・量産・保守をサポート
ロボットを開発するディベロッパーやメーカーに対し、企画、開発、量産、品質管理、保守・サポートまでを含むサービス「Robot Support Service」を提供します。課題に直面するディベロッパーやメーカーをサポートし、ロボット業界の活性化も推進します。
・複数ロボットやIoTセンサーなどの連携、効率化を促進するデータプラットフォームを立ち上げ
多様なロボットの一元管理・運用を支援するデータプラットフォーム「SoftBank Robotics Universal Data Platform」を立ち上げます。同社保有の蓄積データを活用し、導入済みロボットの運用を効率化します。データプラットフォームの利用を前提に、導入検討中の顧客へのソリューション提案、ロボットメーカーの開発・量産・保守サポートなども推進します。