「セルフケア薬局」とは、処方せんなしでも病院の薬を購入できる零売(れいばい)薬局です。「零売」は厚生労働省の通知により、薬局での薬剤師との対面相談、一般用医薬品の検討や受診勧奨の実施、必要最小限の量での販売、などの条件付きで2005年に認められた販売方法で、店舗では約10分ほどで薬を購入でき、医療機関を受診できない人でも気軽に利用できるのが特徴です。
薬局を利用するには、事前のオンライン問診を受けた後、店舗で薬剤師との対面相談をした上で薬を販売します。薬剤師が利用者の健康状態やこれまでの薬の利用歴などを聞きます。なお、薬の郵送はしません。
購入可能な薬は、病院の薬約1万5000種類のうち、約7300種類です。かぜ薬や胃薬、花粉症など抗アレルギー薬、ステロイド軟こうや医療用保湿剤など、比較的軽微な症状向けの薬が対象です。
今回、「セルフケア薬局 東京ポートシティ竹芝店」をオープンします。同社が手掛けるセルフケア薬局として6店舗目の直営店です。「セブン-イレブン東京ポートシティ竹芝店」の店舗内に併設することから、日本初の「コンビニエンスストア併設型の零売薬局」になります。
GOOD AIDは今後、多くの人が薬剤師に気軽に相談できる「街の保健室」として、零売を始めとしたヘルスケアサービスを提供し、地域医療に貢献していく考えです。