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DXに期待するのは「コスト削減」 、人員不足を課題にする企業は増加/INDUSTRIAL-X調べ

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DX推進ソリューションなどを手掛けるINDUSTRIAL-Xは、2021年7月6日、「DX実現に向けた課題とコロナ禍における意向調査」を行った結果を発表しました。同調査は、企業のDX実現における課題や、コロナ禍でのDXへの意向状況を明らかにするために行われました。2021年6月(現在)と2020年(昨年)上半期の状況を比較することで、企業におけるDX推進状況の変化が明らかになりました。いまだ終息時期の予測がつかないコロナ禍の企業経営に向け糸口となるデータを提供することが目的です。

 調査は、インターネット調査モニターを用いたインターネット定量調査で、2021年5月28日〜6月1日に行われました。「現在」(2021年6月)と「昨年上半期」(2020年4月〜9月)の状況について調査しましたが、2020年上半期については、当時を振り返る形式で回答を集計しています。調査対象は、「主任・係長」以上の役職に就く社会人。大手・中堅・中小企業ごとに、166〜167人ずつ集計しました(N=500)。 【DXに期待する効果】
 「DXへの取り組みとねらい」について3つ回答してもらったところ、以下の2項目が、昨年同様に上位となりました。 ・「コスト削減」:45.8%
・「品質・操業改善」:30.5%  一方、事業を成長させることに寄与する以下の2項目では、昨年対比で顕著に増加しています。 ・「顧客獲得」:22.2%(昨年比14.4ポイント増加)
・「新規事業創出」:13.8%(昨年比7.7ポイント増加)  長引くコロナ禍に適応し、事業を成長させることへの意識が高まっていることがうかがえます。さらに、以下の2項目は大幅に減少しており、対応が完了していることが明らかになりました。 ・「テレワーク対応」
・「混雑回避」
図1:「DXへの取り組みとねらい」(INDUSTRIA...

図1:「DXへの取り組みとねらい」(INDUSTRIAL-X調べ)

【DXを推進する上での課題】
 次に、「DXを推進する上での課題」としては、上位から次の順での回答となりました。 ・「進め方やアプローチがわからない」:25.6%
・「効果や目的がわからない」:21.7%
・「導入後の目指したい姿がわからない」:19.7%  昨年最多の「目指したい姿がわからない」から一段、推進状況が進み、そこに向かってどのように取り組んでいくのか、具体的なアプローチ方法が課題となっていることが明らかとなりました。
 また、「推進・導入する人員がいない」が18.7%と、昨年対比で2.7ポイント上昇しており、課題解決に向けたアプローチが可能な人員がいないことも顕著になり始めています。
図2:「DXを推進する上での課題」(INDUSTRIA...

図2:「DXを推進する上での課題」(INDUSTRIAL-X調べ)

【今後必要な検討事項】
 「新たな検討事項」への回答では、次の順に上位となりました。 ・「リモートでDXを推進できる仕組み」:32.0%
・「DX推進人材の確保・育成」:26.6%
・「各拠点の仕事現場の様子をオンラインで一括管理把握できる仕組み」17.2%  終息時期の予想がつかないコロナ禍において、継続してリモートやオンラインで対応可能な仕組みが求められていること、DXを推進するための人材の確保と育成が重要視されていることが明らかとなりました。DX推進経験のある人材は市場に少なく、前の設問の回答結果とあわせた考察では、社内育成せざるを得ない状況がうかがえるとしています。
図3:「新たな検討事項」(INDUSTRIAL-X調べ)

図3:「新たな検討事項」(INDUSTRIAL-X調べ)

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