Build Eastは2023年2月7日、トレーラーハウスを使った起業体験サービスを発表しました。トレーラーハウスを店舗やオフィスとして3カ月限定で貸し出します。店舗利用をイメージできるよう、2月14日には実際の飲食店をテスト運営することも合わせて発表しました。
Build Eastは、事務所や店舗機能を備えるトレーラーハウス「Work Boxトレーラー」を提供します。タイヤのついたフレームを活用した施設で、オフィスとしての利用を想定するほか、短期間での店舗開業、増設といった用途にも向きます。
トレーラーハウスを活用することで、通常なら建設物の許可が難しく、店舗出店のハードルが高い「市街化調整区域」に出店することもできます。同社によると、市街地の土地代に比べて90%ほど安く入手できると言います。さらに、トレーラーハウスに固定資産税がかからないのもメリットです。店舗開業のコストを大幅に削減でき、ランニングコストも低減できるのが利点です。
事業の移転も容易で、中古車と同じように売却しやすい特性もあります。短期間の出店計画やフランチャイズ展開にも向きます。
トレーラーの内装は、同社の店舗デザインを手がけるデザイナー・設計士が利用者の要望に沿って制作します。タイプ別のバリエーションを揃え、予算や希望に合ったスタイルを提案します。
via build-east.co.jp
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同社は「Work Boxトレーラー」を使った起業体験サービスを提供します。これは、トレーラーハウスを実際に使って事業を展開する“お試し”サービス。チャレンジオーナー制度と称し、3カ月間限定でトレーラーハウスを貸し出します。利用者は家賃無料で、光熱費だけ実費を支払うことになります。同社はサービスを提供することで、起業や移住を支援していく考えです。
2023年2月14日には「Work Boxトレーラー」の展示会も実施します。場所は静岡県沼津市にある同社本社前。創業111年「ヤマカ水産」の干物を使った飲食店をテスト運営します。
「Work Boxトレーラー」の大きさは、飲食店向けのロング型が長さ11m×幅3.4m×高さ4.1m以下、事務所向けのハーフ型が長さ7.5m×幅3.4m×高さ4.1m以下です。販売価格はロング型が1270万円から、ハーフ型が770万円からです(ともに税別)。
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