RECEPTIONISTは2022年9月15日、大企業の若手社員に対し「DX化に関する意識調査」を実施した結果を発表しました。対象は、1,000名以上の大規模企業に勤める30代までの一般社員です。その結果、DX化が進んでいない企業の7割が、DX化について「課題を感じない」などの消極的な意見を持っていると明らかになりました。
RECEPTIONISTは、クラウド型の受付システムである「RECEPTIONIST(レセプショニスト)」サービスを提供しています。同システムでは以下のような業務を、ワンストップで効率化することができます。
・来客の日程調整
・会議室予約
・会議室管理
・来客受付 今回同社は、大企業でのDX状況および社員の意識を把握するため、大規模企業の若手社員に対して「DX化に関する意識調査」を実施しました。調査の概要は、以下の通りです。 ・調査対象:全国の従業員数1,000名以上の大企業に勤めている20〜30代の一般社員(男女)
・調査方法:インターネット調査
・有効回答数:400名
・調査実施日:2022年8月5日〜10日 調査結果のサマリーとして、以下のような項目が挙げられています。 ●勤務先のDX化が進んでいないと感じる人のうち、7割は「課題を感じない」「意識していない」
●しかし具体的に「なくなってほしい」と感じる業務・文化については「紙や手入力の申請・管理」などのデジタル化できていない業務がトップ
●DX化が進まないのは「会社の課題意識がない」からと感じている回答が多数に
●進まないDX化に課題を感じている人の74.4%は「転職したい」と回答
●DX化が進んでいる企業では「グループウェア」「総務」「労務」から 以下に、それぞれの調査結果の詳細を説明します。 ●勤務先のDX化が進んでいないと感じる人のうち、7割は「課題を感じない」「意識していない」
調査ではまず、勤務先の「DX化が進んでいるか」をたずねました。 「Q1. あなたの勤務先はDX化が十分に進んでいると思いますか?」/RECEPTIONIST調べ
・はい:27.3%
・いいえ:72.8% 上記の質問で「いいえ」(DXが進んでいない)とした回答者に、自身はそのことに「課題を感じているか」を聞きました。その結果は、以下のようになりました。 ・あまり感じない:21.0%
・まったく感じない:6.2%
・わからない・意識していない:41.9% 上記を合わせて、「課題を感じない」「意識しない」などの消極的な回答が7割(69.1%)に上ったとのことです。
・会議室予約
・会議室管理
・来客受付 今回同社は、大企業でのDX状況および社員の意識を把握するため、大規模企業の若手社員に対して「DX化に関する意識調査」を実施しました。調査の概要は、以下の通りです。 ・調査対象:全国の従業員数1,000名以上の大企業に勤めている20〜30代の一般社員(男女)
・調査方法:インターネット調査
・有効回答数:400名
・調査実施日:2022年8月5日〜10日 調査結果のサマリーとして、以下のような項目が挙げられています。 ●勤務先のDX化が進んでいないと感じる人のうち、7割は「課題を感じない」「意識していない」
●しかし具体的に「なくなってほしい」と感じる業務・文化については「紙や手入力の申請・管理」などのデジタル化できていない業務がトップ
●DX化が進まないのは「会社の課題意識がない」からと感じている回答が多数に
●進まないDX化に課題を感じている人の74.4%は「転職したい」と回答
●DX化が進んでいる企業では「グループウェア」「総務」「労務」から 以下に、それぞれの調査結果の詳細を説明します。 ●勤務先のDX化が進んでいないと感じる人のうち、7割は「課題を感じない」「意識していない」
調査ではまず、勤務先の「DX化が進んでいるか」をたずねました。 「Q1. あなたの勤務先はDX化が十分に進んでいると思いますか?」/RECEPTIONIST調べ
・はい:27.3%
・いいえ:72.8% 上記の質問で「いいえ」(DXが進んでいない)とした回答者に、自身はそのことに「課題を感じているか」を聞きました。その結果は、以下のようになりました。 ・あまり感じない:21.0%
・まったく感じない:6.2%
・わからない・意識していない:41.9% 上記を合わせて、「課題を感じない」「意識しない」などの消極的な回答が7割(69.1%)に上ったとのことです。
しかし、「なくなってほしい」と感じる文化や業務についてたずねたところ、「紙や手入力の申請・管理」がトップに挙げられました。
このことから、若手社員はアナログな文化に不満を持っていると考察されています。
●DX化が進まないのは「会社の課題意識がない」からと感じている回答が多数に
次に、企業自体は「DX化が進まないことに課題を感じているか」、その印象をたずねた回答は、以下のような割合になりました。 ・あまり感じていないと思う:20.3%
・まったく感じていないと思う:10.7%
・わからない:40.5% 上記を合わせて、約7割(71.5%)が「感じているとは思わない」結果となりました。
次に、企業自体は「DX化が進まないことに課題を感じているか」、その印象をたずねた回答は、以下のような割合になりました。 ・あまり感じていないと思う:20.3%
・まったく感じていないと思う:10.7%
・わからない:40.5% 上記を合わせて、約7割(71.5%)が「感じているとは思わない」結果となりました。
また、「DX化が進まない原因は会社のどの役職にあると感じますか?」の問いには「役員(23.7%)」「社長(16.8%)」の合計が4割(40.5%)を占めました。
続いてたずねたその「具体的な理由」としては、以下のような回答が上位に挙げられました。
・「変化を受け入れられない」
・「DXについて理解がない」
・「組織風土が変わるのを恐れている」
・「DXについて理解がない」
・「組織風土が変わるのを恐れている」
この結果については、「経営層のDXに対する姿勢がネガティブであることがDX化を妨げていると感じている」と分析されました。
●進まないDX化に課題を感じている人の74.4%は「転職したい」と回答
調査ではまた「DXが進んでいる会社に転職したいと思うか」を聞きました。その結果は、上記の図3(Q4. 勤務先のDX化が進んでいないことに課題を感じているか)の回答の違いによって、明確な差異が生まれたとのことです。 ・「課題を感じていると思う」×「転職したい」:74.4%
・「課題を感じていないと思う」「わからない」×「転職したい」:18.9%
調査ではまた「DXが進んでいる会社に転職したいと思うか」を聞きました。その結果は、上記の図3(Q4. 勤務先のDX化が進んでいないことに課題を感じているか)の回答の違いによって、明確な差異が生まれたとのことです。 ・「課題を感じていると思う」×「転職したい」:74.4%
・「課題を感じていないと思う」「わからない」×「転職したい」:18.9%
この結果から、今は課題感を持っていない従業員が大半である一方、課題に気づいている社員は、変わらない現状をあきらめ、転職してしまうことが推測される、としています。
●DX化が進んでいると感じるのは「グループウェア」「総務」「労務」
「Q1. あなたの勤務先はDX化が十分に進んでいると思いますか?」で「はい」(十分に進んでいる)とした回答者に対しては、DX化が進んでいると感じる部門をたずねました。その結果は、以下の項目が上位になりました。 ・「グループウェア(コミュニケーション、スケジュール管理)」:52.3%
・「総務(受付・会議室予約・電話・備品管理)」
・「労務(勤怠管理・労務手続き・年末調整)」
「Q1. あなたの勤務先はDX化が十分に進んでいると思いますか?」で「はい」(十分に進んでいる)とした回答者に対しては、DX化が進んでいると感じる部門をたずねました。その結果は、以下の項目が上位になりました。 ・「グループウェア(コミュニケーション、スケジュール管理)」:52.3%
・「総務(受付・会議室予約・電話・備品管理)」
・「労務(勤怠管理・労務手続き・年末調整)」
この回答より同社では「まずは身近な業務のデジタル化を進めることが従業員のDX化の実感につながるととらえることができる」としています。
同社ではまた、調査のまとめとして以下の項目を挙げています。
1,000人以上規模の企業の一般若手社員は | |
「大半がアナログ業務に不満を抱えながらも、勤務先のDX化には興味がない」
「勤務先の経営層もDX化に課題感を持っていない、と感じている」
「課題を持っている従業員は、DX化が進んでいる企業への転職意向が高い」
|
そして今後企業は、身近なグループウェアの統一、総務や労務のデジタル化の活用から土壌を整えて、社内外にDX化を実感してもらう環境づくりが求められている、と結論付けています。
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