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ニッコー、鋼管取引の数百ページにもなる検査証明書などをすべて電子化

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鋼管専門問屋のニッコーは、BtoB向けの文書開示クラウド「ニッコーポータル」を導入しました。同社が進めるDX戦略の一環で、業務の効率化やペーパーレス化を推進する基盤として使用します。ニッコーポータルを設計、開発したアピリッツが2021年4月7日に発表しました。

 ニッコーは、炭素鋼鋼管やステンレス鋼管を扱う鋼管専門問屋。約3万トンもの鋼管を在庫として所有しています。  こうした鋼管の取引では納品書や請求書に加え、鋼材の材質や成分を証明するミルシート(検査証明書)と呼ばれる文書のやり取りを必要とします。1つの取引で数百ページにおよぶものもあり、ミルシートを紙の書類として管理・運用するには負荷がかかっていました。こうした課題を解消しつつ、顧客へのサービス向上を見据え、同社はニッコーポータルを導入しました。  今回導入したニッコーポータルは、数百ページにもなる帳票をすべて電子化し、Webサイト上で開示・閲覧できるクラウドシステムです。2021年3月時点で2000近くの利用者が使っています。  書類が電子化したことで文書がインデックス化され、必要な帳票の検索が容易になりました。紙の帳票では困難だった過去の取引データも容易に探し出せることから業務も効率化しました。オフィス外でも文書を開示・閲覧でき、テレワークなどの多様な働き方にも対応できるようになりました。  同社は今後、ニッコーポータルを活用し、顧客の利便性向上につながるサービスを展開・拡大していく考えです。

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