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ビジネスパーソンの4人に3人はまだ“ノーコード”を知らない/ヤプリ調べ

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「Yappli(ヤプリ)」を提供するヤプリは、ビジネスパーソンを対象にプログラミングの学習意向や「ノーコード」の認知度を調査した結果を発表しました。Yappliは、アプリ開発・運用・分析をノーコードで提供するアプリプラットフォームです。調査は、ヤプリが2022年3月25日に設立した「ノーコード総研」主催で、600人のビジネスパーソンを対象に実施されました。46%のビジネスパーソンがIT人材不足を実感していることや、「ノーコード」の認知度は23%にとどまっていることが明らかになりました。

 今回の調査の概要は、以下の通りです。 ・調査対象:全国23歳~89歳男女 600人
・調査方法:Webアンケート(協力:オノフ社)
・調査時期:2022年2月
・対象ユーザー:ビジネスパーソン(職種:経営・管理、営業/営業企画、広報・宣伝、企画・調査・マーケティング、Web関係、各種コンサルタント)
 調査のサマリーとして、以下が挙げられています。 ●46%のビジネスパーソンがIT人材不足を実感
●プログラミング学習意向は4割に満たず。興味があっても過去に学習して挫折した人が24%
●「ノーコード」の認知度は23%にとどまる
●ノーコードツール導入率はわずか10%。ただし導入者の8割以上がプラスの効果を実感
 以下に、「プログラミング学習について」「ノーコードについて」それぞれの調査結果の詳細を説明します。 ●46%のビジネスパーソンがIT人材不足を実感
 まず、所属する会社で「IT人材が足りていると思うか」をたずねました。その結果、「足りていない」と回答した人は46%で、「足りている」を上回る結果となりました。
図1:「あなたの会社ではIT人材が足りていると思います...

図1:「あなたの会社ではIT人材が足りていると思いますか」/ヤプリ調べ

●プログラミング学習意向は4割に満たず。興味があっても過去に学習して挫折した人が24%
 IT人材の需給ギャップを埋めるための手段としても注目されているプログラミング学習について、その学習意向をたずねました。 「Q2 あなたはプログラミング学習に興味を持っていますか」(n=600)/ヤプリ調べ
・「興味がある」:38.0%
・「興味がない」:62.0%  興味がない理由としては、以下が上位に挙げられました。 ・「業務に全く関係しない」:57.5%
・「自分はとても無理、できる人がやるべき」32.3%
図2:「プログラミング学習に興味がない理由を教えてくだ...

図2:「プログラミング学習に興味がない理由を教えてください」/ヤプリ調べ

 ITシステムが業務に深く浸透した今もなお、「プログラミング」に対するハードルは高く、当事者意識を持ちにくい状況があるようです。また、先の質問でプログラミング学習に「興味がある」と回答した人へ、実際の取り組み状況をたずねたところ、以下のような結果となりました。 ・「勉強する予定はないが、機会があれば教養として基礎を身につけたい」:28.9%
・「いずれ勉強する予定だが、まだ着手できていない」:18.0%
・「過去に勉強したことがあるが挫折した」:24.1%  上記を合わせて約7割の人が、プログラミング学習に継続して取り組めていないことが分かります。
図3:「プログラミングの学習状況を教えてください」/ヤ...

図3:「プログラミングの学習状況を教えてください」/ヤプリ調べ

 また、プログラミングを活かしたい業務についての質問では、「データ分析・データベース構築」「ウェブサイト開発・運営」に多くの回答が集まりました。
図4:「プログラミングを学習して、どのような業務に活か...

図4:「プログラミングを学習して、どのような業務に活かしたいですか?」/ヤプリ調べ

●「ノーコード」の認知度は23%にとどまる
 ここからは、「ノーコード」に関する調査結果です。まず、ノーコードの認知度を調べました。 「Q6 「ノーコード」という言葉を知っていますか?」(n=600)/ヤプリ調べ
・「知っている」:23.0%
・「知らない」:77.0%  認知度は23%にとどまり、「ノーコード」という言葉を知らない人がビジネスパーソンの大半を占めていることが分かりました。  次に、「ノーコード」をどこで聞いたか、言葉の認知経路を聞きました。その結果、50%以上が「新聞・ネット記事」と回答。近年さまざまなメディアでノーコードをテーマとした特集が組まれたことが、認知のきっかけになっていると考えられました。また、「企業のサービスサイト・商談」が30%と、企業が自社サービスを「ノーコードツール」として打ち出していることも、認知につながっているようだとしています。
図5:「ノーコードという言葉を聞いたのはどのような場面...

図5:「ノーコードという言葉を聞いたのはどのような場面ですか」/ヤプリ調べ

 さらに、ノーコードのイメージをたずねたところ、以下のようにポジティブな回答が多く集まりました。 ・「直感的で分かりやすい」:43.5%
・「素早く作れる」:42.8%
・「誰でも使える」:39.3%
図6:「ノーコードのイメージはどういうものですか」/ヤ...

図6:「ノーコードのイメージはどういうものですか」/ヤプリ調べ

●ノーコードツール導入率はわずか10%。ただし導入者の8割以上がプラスの効果を実感
 一方、自社でのノーコードツールの導入率については、「導入している」との回答は10%以下にとどまり、半数以上が「導入していない」という結果になりました。 「Q9 実際にあなたの会社ではノーコードツールを導入していますか?」(n=600)/ヤプリ調べ
・「導入している」:9.5%
・「導入していない」:50.7%
・「分からない」:39.8%  普及の余地がまだまだあることが分かります。また、ノーコードツール導入による「プラスの効果を感じたか」という質問に対しては、以下の結果となりました。 「Q10 ノーコードツールを導入したことによってプラスの効果を感じましたか。」(n=57)/ヤプリ調べ
・「非常に効果があると感じる」:28.1%
・「効果があると感じる」:54.4%
・「効果なし」:0.0%
・「分からない」:17.5%  実に80%以上の人が導入効果を感じているという結果になりました。さらに、「具体的にどの様な効果を感じたか」を聞いたところ、以下が最多の結果となりました。 ・「社内で内製化・運用できるようになった」:36.8%
・「業務効率が上がった」:36.8%  この結果からは、ノーコードツールを使いこなし、本来の目的である内製化や業務効率向上が実現できていることが分かります。
図7:「ノーコードツールを導入したことによって、具体的...

図7:「ノーコードツールを導入したことによって、具体的に運用面でどの様な効果を感じましたか?」/ヤプリ調べ

 最後にノーコードツールを導入していない企業を対象に、導入意向をたずねた結果は以下になりました。 「Q12 今後、ノーコードツールの導入に興味はありますか?」(n=543)/ヤプリ調べ
・「興味があり既に検討している」:0.6%
・「興味はあり、今後機会があれば導入したいと思っている」:12.0%
・「興味はあるが、導入予定はない」:23.4%
・「興味はない」:64.1%  「興味はない」「興味はあるが、導入予定がない」を含め、導入意向がない人が大半を占める結果になりました。知名度とともに、「ノーコードツール」のメリットがまだ理解されていないことが分かりました。

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