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猫が痛がっているかをAIが検出、90%以上の精度で痛みを判別

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動物のいたみ研究会は2023年5月16日、猫が「いたみ」を抱えている表情を検出するAIを開発したと発表しました。90%の精度でいたみの表情を判別できるといいます。サービスとして無料公開します。

 動物のいたみ研究会が開発したAIの名称は「CPD(Cat Pain Detector)」。猫が「痛みを抱えている顔」をしているか否かを判別します。表情をAIが解析し、痛みの有無を識別します。同団体によると、90%以上の精度で「猫が痛みを抱えている表情」を判別できるといいます。  このAI(CPD)は、猫の写真をアップロードするだけで判別します。猫の顔写真を撮影するか、過去に撮影した写真を選択してアップロードすると、数秒以内に「痛みの表情」であるかを判別します。  CPDは無料サービスとして、同団体の公式ホームページと、共同開発したCarelogyのホームページに公開されています。
図1:アプリのようなUIを操作して利用できる

図1:アプリのようなUIを操作して利用できる

 なお、猫は一般的に痛みを隠す傾向があります。そのため犬より、疼痛を抱えていることに気づくのが難しいと言われています。これまでも猫の痛みを評価する手法はあったものの、そのほとんどが動物病院のスタッフや飼い主の主観的評価でした。観察能力や訓練の度合いによって評価に差が生じてしまうのが課題でした。  サービスの主な用途は、飼い主に猫が痛みを抱えている可能性に気づき、動物病院に行くきっかけになることを想定します。主に急性痛の検出を目的に開発しています。今後は慢性痛の検出を可能とする機能も搭載する予定です。
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