ロードマップは2022年4月14日、「SNS時代における企業の風評意識」の調査結果を発表しました。中小企業の経営者・役員104人を対象に、SNSの活用状況や炎上・風評被害のリスクなどを聞いています。
自社のSNS発信を強化したいかどうかを聞いた結果が図1です。
結果は、「非常にそう思う」と「ややそう思う」が30.8%で一番高くなりました。合わせると6割強の企業がSNS発信を強化する意向であることが分かります。
では、なぜ強化したいと思うのか。「非常にそう思う」と「ややそう思う」と答えた人に聞いた結果が図2です。
「企業もSNSを活用するのが当たり前になっているから」が60.9%でもっとも多く、「自社のファンを創ることができるから」(50.0%)、「採用面での効果が見込めるから」(40.6%)が続きます。当たり前という考えが定着しつつある一方で、ファンづくりや採用など、具体的な効果を見込む企業も多いことが分かります。
そのほか、強化したい理由で挙げられた主な自由回答は次の通りです。
・改善点の指摘、どの層が求めているかの統計を取りやすい。
・今や最も宣伝力のある媒体だから。
・通常の採用活動では、なかなかいい人材が取れなくなっているから。
・情報のやりとりにおける業務効率の上昇。
・若い方への発信ツールとして強いから。
・事業所の雰囲気を伝え、入職希望者を増やしたい。
・顧客満足度を上げるため。
・もっと会社をアピールしたい。 SNSがきっかけで炎上や風評被害が発生するリスクに不安を感じるかを聞いた結果が図3です。
・改善点の指摘、どの層が求めているかの統計を取りやすい。
・今や最も宣伝力のある媒体だから。
・通常の採用活動では、なかなかいい人材が取れなくなっているから。
・情報のやりとりにおける業務効率の上昇。
・若い方への発信ツールとして強いから。
・事業所の雰囲気を伝え、入職希望者を増やしたい。
・顧客満足度を上げるため。
・もっと会社をアピールしたい。 SNSがきっかけで炎上や風評被害が発生するリスクに不安を感じるかを聞いた結果が図3です。
「非常にそう感じる」が22.1%でもっとも多く、「ややそう感じる」(50.0%)と合わせると、7割以上の人が不安を感じていることが分かります。
では、不安に感じる理由は何か。「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と回答した人に聞いた結果が図4です。
結果は、「些細なことが炎上や風評被害に発展する可能性があるから」が53.3%でもっとも多く、「企業のブランドイメージが損なわれるから」(46.7%)、「SNSにおいて炎上や風評被害が広まるスピードが早いから」(34.7%)が続きます。そのほかの理由として、自由回答には次の意見もありました。
・会社のことをよく思わない人が意図的に炎上させる可能性があるのが怖い。
・炎上や風評被害により存続の危機に直面する可能性があり、とても不安を感じる。
・言葉の選び方や受け取り方がばらつきがあり、定義するのが難しい。
・炎上の原因がはっきりしないこともあるから。
・スタッフの精神的な負担も大きそう。
・他人の目に触れることによるダメージは測定できないが、少なくともマイナスになることは確かだと思う。
・炎上による売上、客数の低迷。
・正しく情報が伝わらず、批判が批判を呼ぶから。 炎上や風評被害のリスクを鑑みたとき、自社ではSNSの活用を躊躇するか。「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と答えた人に聞いた結果が図5です。
・会社のことをよく思わない人が意図的に炎上させる可能性があるのが怖い。
・炎上や風評被害により存続の危機に直面する可能性があり、とても不安を感じる。
・言葉の選び方や受け取り方がばらつきがあり、定義するのが難しい。
・炎上の原因がはっきりしないこともあるから。
・スタッフの精神的な負担も大きそう。
・他人の目に触れることによるダメージは測定できないが、少なくともマイナスになることは確かだと思う。
・炎上による売上、客数の低迷。
・正しく情報が伝わらず、批判が批判を呼ぶから。 炎上や風評被害のリスクを鑑みたとき、自社ではSNSの活用を躊躇するか。「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と答えた人に聞いた結果が図5です。
結果は、「非常にそう思う」が25.3%、「ややそう思う」が49.3%で、合わせると7割以上が躊躇すると回答しています。
風評被害や誹謗中傷の対策を検討するかどうかを聞いた結果が図6です。
「非常にそう思う」が42.3%でもっとも多く、「ややそう思う」が31.7%でした。これらを合わせると、7割以上の人がSNS発信を強化するにあたり、風評被害などの対策も進めていくことが分かります。「非常にそう思う」と「ややそう思う」と答えた人に、その理由を自由回答で聞いた結果(一部抜粋)が次の通りです。
・ブランドイメージを守りたい。
・対策はあって損はない。
・ビジネスは信用第一なので。
・地元の企業なので、口コミで悪く書かれると売り上げに直接響くため。
・事実と異なる場合に備えて対策を取りたい。
・正しく情報発信をしないとかえってマイナスイメージが先行してしまうから。
・収集がつかなくなった場合、事態の沈下に費やす労力が無駄なので。
・出来れば未然に防ぎたい。
・ブランドイメージを守りたい。
・対策はあって損はない。
・ビジネスは信用第一なので。
・地元の企業なので、口コミで悪く書かれると売り上げに直接響くため。
・事実と異なる場合に備えて対策を取りたい。
・正しく情報発信をしないとかえってマイナスイメージが先行してしまうから。
・収集がつかなくなった場合、事態の沈下に費やす労力が無駄なので。
・出来れば未然に防ぎたい。