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住友商事、蓄電池の劣化を予測するデータ分析基盤を導入

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住友商事は、リユース蓄電池を活用した大型蓄電池事業の基幹システムに「Google Cloud」を導入しました。導入を支援したSCSKが2021年5月25日、発表しました。

 蓄電池は一般的に、使い方次第で劣化が加速する課題があります。そのため蓄電池事業者は、劣化状況を把握することが欠かせません。そこで監視データを複数の切り口で分析する基盤の構築が求められます。住友商事はそのデータ活用基盤に「Google Cloud」を採用しました。  具体的には次の機能をGoogle Cloud上に実装します。 ・現行監視環境
 蓄電池の運用状況や劣化を監視するのに用います。Google Cloudを活用することで、短期間での環境構築、作業コスト削減などの効果を見込めます。 ・データ分析基盤の実装
 収集したデータを分析する環境として、Googleの「BigQuery」を用います。BigQueryを使うことで費用対効果やユーザーがデータ分析に集中できる環境を早期に構築できるなどの効果を見込めます。 ・BIツールの導入
 分析結果を可視化するため、Googleの「Looker」を使います。分析結果のリアルタイム性や社内外でのデータ共有などのメリットを見込めます。
図1:Google Cloudを活用したシステム構成イメージ

図1:Google Cloudを活用したシステム構成イメージ

 住友商事は今後、過去データの分析を基とした蓄電池の劣化を予測する大規模蓄電事業向けの基盤構築を目指す考えです。一方のSCSKは、「 Looker」や「 BigQuery」の利活用促進、利用の高度化を進めていきます。

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