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エミレーツ航空がアプリでコロナ関連情報を集約、医療記録とチェックインの連携も視野に

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エミレーツ航空は2021年7月7日、国際航空運送協会のデジタル証明書アプリ「IATAトラベルパス」を導入したことを発表しました。同年4月より試験導入し、現在は10都市へ向かう路線で利用できるようになっています。今後数週間以内に全路線に導入する予定です。

 「IATAトラベルパス」は、世界の航空会社が加盟する国際航空運送協会(IATA)が提供するデジタル証明書アプリ。新型コロナウイルス感染症に関する最新情報を各国政府、航空会社、研究機関、乗客に提供し、すべての関係者間で必要な情報を共有することを目的に利用されています。  ドバイと9都市を結ぶフライトの搭乗者は、IATAトラベルパスで新型コロナウイルス関連の最新渡航情報やPCR検査機関の所在地を確認できます。ワクチン接種記録や直近のPCR検査結果を含む医療記録を管理することも可能です。  搭乗者には、IATAトラベルパスの認証コードとアプリのダウンロード方法が記載されたSMSとメールを送付し、利用できるようになります。  なお9都市は、ロンドン、バルセロナ、マドリード、イスタンブール、ニューヨークJFK、モスクワ、フランクフルト、シャルル・ド・ゴール、アムステルダムです。  同社は今後、搭乗者の医療記録を管理するアプリも活用する予定です。アラブ首長国連邦の公式アプリ「Alhosn」とチェックインシステムを連携し、搭乗者の新型コロナウイルス感染症の接触確認や医療記録をアプリで把握できるようにします。ワクチン接種、PCR検査や抗原検査の受診先に関わらず、UAEから出発する搭乗者は、医療記録をスマートフォンから検索、確認できます。

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